by Dave Doyle@davedoylemma Aug 24, 2017, 2:12pm EDT
土曜の夜ラスベガスで行われる試合で、コナー・マクレガーがフロイド・メイウェザーを倒す可能性はほぼない、というのが共通の認識のようだ。もちろんこの試合は、メイウェザーの庭、ボクシングのリングで行われる。
ただ、これはマクレガーと戦った経験のない人間の考えだ。
ネイト・ディアスの考えは違う。マクレガーとネイト・ディアスはお互いのキャリアで最も有名な試合をしている。
ディアスはポッドキャス番組Against All Odds with Cousin Salでこう語った。
「彼が勝つチャンスは大いにあるよ。」
ディアスはUFC 196でマクレガーから2ラウンド、サブミッション勝利を収め、マクレガーにとってUFCキャリア唯一の黒星をつけている。UFC 202での再戦では、5ラウンドの激闘の末、マクレガーがマジョリティー・デシジョンで勝利した。この経験をしたディアスはマクレガーに何ができるか分かっている。
「俺は格闘の世界でトップの人間たち、世界最高の選手たちと戦ってきたし、多くの場合俺の方が優れていた。コナーと25分間戦った。彼にチャンスがあるのは間違いない。パウンド・フォー・パウンドで世界一のボクサーに勝てるかっていったらまた別の話になるけど、試合は試合だから、俺たちは何が起こるか見届けるべきだ。ものすごい試合になることを願うよ。」
ディアスはどちらが勝利するかの予想はしない。試合を前にして見られるようになった派閥争いに巻き込まれるつもりもない。
「俺はMMA側に立つつもりはないし、フロイド側にもマクレガー側にも立つとは言わない。ただ一つ言えるのは、UFC側には立たないってことだ。ボクサーはどいつもこいつも、色々と批判的な事を言っているけど、個人的な意見は言わない方がいいね。」
ディアスは、もしマクレガーが番狂わせを起こした場合、彼を見下した発言をした人間は間抜けに見えるし、そういった発言はマクレガーのやる気を高めるだけだと考えている。
「コナーがもし勝ったらどうなる。ボクサーたちはくだらない事を色々言ったけど、分かってるつもりで何も分かってなかったじゃないかってなる。彼にチャンスはないって言ったんだから。彼らはファイターなんだから、試合では誰にでもチャンスがあるって事をわかるべきだ。チャンスがないって言えてしまうなら、問題があるね。」
「無知ってのは怖いね。俺とか兄貴みたいに、レベルの高いプロとスパーリングをしたことがない人間には分からない。もし俺がこんな試合をするとしたら、『最初からチャンスがないって思うな。俺が勝つところを見ろ』って思うね。ああいう事を言えばいうほど、彼はモチベーションを上げるから、より見応えのある試合、興味がわく試合になるよ。」
ディアスは、彼自身は何もしていないが、メイウェザーvs.マクレガーの物語の一部になった。土曜の夜T-モバイル・アリーナでディアスがメイウェザー陣営と共にリングインするか、といのも賭けの対象になっている。
この賭けについて初めて耳にしたディアスは、笑って、何ができるか考えると語った。
「それも賭けの対象になるのか? そんなことに賭けられるなんてクレイジーだね。電話をくれれば、何ができるか考えようかな。」