挑戦者としてのミッションだったんだ。チャンピオンになるには彼を倒さなければならなかった。あの試合のように拮抗した試合をするのは良いプランではない。だからコーチと、試合終了になる前に決めに行こうって決めたんだ。だからテイクダウンをしたし、それはすごくうまくいった。それでアンクルを取りにいって、残念ながら、ちょっとした技術的なミスをしてしまった。

それについて後悔はしていないよ。決められると思っていたから。ジムにいる人間誰に対しても決めることができるから。レスリングとブラジリアン柔術のレベルの高い選手にも決めている。このテクニックに本当に自信があるんだ。だからあそこで行こうと思ったんだ。ポジションも良かった。本当に得意だからあれでフィニッシュできると思ったんだ。

だから後悔はしていないよ。ただ、少し疲れていたから精度が下がってしまった。でももう少しだったね。しょうがない。

頭の中がクリアだったから、あの試合の全てを覚えているよ。冴えていた。でもちょっとしたミスを犯して自分でもそれは分かっている。自分の脚を簡単にフランシスに捕らせてしまった。頭の上に脚がある状態で捕まってしまった。その後彼はその状態が彼にとって有利だと理解していた。だから、残念だけど試合の後は後悔していないよ。

本当に勝ちたかった。賢いプランを選ぶなら、「ボンギャミン（良い子）」でいることだった。打撃を当てて相手からの打撃をもらわない。脚を取りに行ったりもしない。そんな戦い方。激しい試合にしない。もしそれをやっていたら今頃は家にベルトを持ち帰っていたかもね。でもそれでいいんだ。

フランシスにはおめでとうと言いたい。自分では打撃もグラウンドも彼よりも上だと思った。彼はあの感じで俺を捕まえていたけど、グラウンドでのパウンドとか関節を決めることはできなかった。それは俺の技術が高かったからだよ。

パワーとか戦略の違いだった。彼はレスリングでパワーを使った。2秒ぐらい後ろを取られて、その後は複雑な体勢でフランシスのパワーがあるから抜け出せなかった。だから下になっていた。それで彼は体重をかけていたけど、多くのことはしていない。やり過ぎないように試合を進めて、勝利した。だから、彼と彼のチームを尊敬しているよ。

試合の後は２時間ぐらい落ち込んだけど、その日の夜にクラブに行って、次の日の朝には気分も良くなっていた。いい試合をしたと思うし、ハッピーだよ。もう少しで勝てたと思うから辛かったけど、数時間が経って友達とか家族と話をしたりして、気分が良くなったよ。

今回の試合で自分がコンペティターだって確信できた。今回負ける前は確信がなかったんだ。それまでは負けを経験したことがなかった。負けを恐れていないってメディアとかで言っていた。もちろん本心だけど、負けた時の感情がどんなものかは知らなかった。でも今は分かる。