ルーク・ロックホールド:ヨエル・ロメロは「真の男の戦い」を望まなかった

https://www.mmafighting.com/2017/8/7/16107936/luke-rockhold-responds-to-yoel-romero-says-romero-didnt-want-a-real-mans-fight

by Shaun Al-Shatti@shaunalshatti Aug 7, 2017, 5:00pm EDT

UFCミドル級前王者ルーク・ロックホールドは、9月16日のUFC Fight Night 116で1年ぶりの復帰を果たす。相手はデビット・ブランチ。

復帰戦ではそれなりの相手との対戦を望んでいたロックホールドだけに、ブランチに相手に決まったのは意外だった。ブランチのミドル級ランキングは9位とトップ10の下位。しかし、ロックホールドは、大物との試合を組むことができなかったため、試合が可能な選手で我慢するという。

MMA Hourに出演したロックホールドはこう語った。

「正直、もう待てない。試合を待っていた。6月のリオ大会でのアンデウソン・シウバ戦を望んだけど、彼が対戦を受けなかった。そのあと、ゲガール・ムサシは、UFCが契約更新できなかった。それで、ライトヘビー級でショーグン(フア)とか、(ファブリシオ)ヴェウドゥムの名前もあげた。自分の気持ちが上がるような相手の全員と試合を組もうとしたけど、誰も試合を受けなかった。それでデビット・ブランチが俺との対戦を受けた唯一のトップ10ファイターだった。6月から7月、8月、9月となった。もう時間だ。」

ロックホールド(32)の直近の試合は2016年6月。マイケル・ビスピンと対戦し、1ラウンドKO負けでミドル級タイトルを失った。その前は、ビスピン、クリス・ワイドマン、リョート・マチダといった相手からの強烈なフィニッシュ勝ち含む5連勝でミドル級最強の地位を築いていた。

ロックホールドがいない間に、ミドル級は大きく変わった。ビスピンは最初の防衛戦でダン・ヘンダーソンと戦い、そして今度は引退した偉大なウェルター級ファイター、ジョルジ・サンピエールとの対戦を控えている。そのため、ミドル級の選手たちは王者以外と試合をすることとなる。ロックホールドは5月の時点で暫定王者が必要だと主張していたが、UFC 213でついにその要求が応えられることになる。

ロックホールド曰く、暫定王者戦の敗者、ヨエル・ロメロとの対戦を考えていたという。しかし、うまくことが運ばなかったようだ。

「理にかなった試合をしようとあらゆることをしたけど、誰も試合を受けなかった。ヨエルは日程を遅らせて、3ラウンドの試合をしようとしてきた。彼が本当の戦いをすることに問題があることは皆わかっている。」

「言ったように、俺は試合がしたい。そこに来て日程を遅らせようとしてきた。俺はもう準備ができていた。ヨエルは3ラウンドの試合になるように、日程を遅らせようとした。それが真実だ。ヨエルとの試合は喜んで受けるよ。彼を黙らせるいい機会だから。近いうちに戦うことは確かだ。」

ロックホールドの言い分に対して、ロメロと彼のチームは反論している。

ロメロのマネージャー、マルキ・カワが先週MMA Hourに出演している。カワ曰く、ロメロは「酷い膝の捻挫」のため、9月ではなく10月にロックホールドと試合をすることを要求したという。

カワ:「(ロックホールドに)試合を受けることを伝えて、ただ2週間ほど待って欲しいって言ったんだ。それで、ルークがノーと言った。でも、彼は最初からデビット・ブランチと試合をするつもりだったんだ。彼はヨエルとの戦いを望んでいなかった。」

ロックホールドはこの主張を否定し、ロメロの唯一の狙いは5ラウンドではなく3ラウンドでの試合だという主張を繰り返した。25分の試合をするには体力に問題があると。

ロックホールド:「彼と彼のチームにアドバンテージを与えることになっただろう。彼らは彼らの強みを分かっているし、俺は俺の強みを分かっている。5ラウンドだ。タイトル戦が5ラウンドなのには理由がある。それが真の男の戦い、本当の戦いだ。そこには、タラレバとかデモはない。ジャッジの手に委ねられても、間違った選手が勝ちになる可能性はだいぶ少なくなる。試合を強要することも、誰かに譲ることももうしない。賢いやり方をする。自分らしいやり方をする。そして、この階級を自分の手に取り戻す。」

ロックホロールドは、ビスピンがどう動こうとも、何れにしても一番の狙いはミドル級のベルトだと語った。

ロバート・ウィテカーが暫定王者となり、王者への道も開かれた。ロックホールドは、ウィテカーが成し遂げたことを賞賛する。

「ウィテカーはタフだ。彼があそこまでできることは分かっていたよ。ヨエルはなんとか持ちこたえて、3ラウンド、4ラウンドで体力がなくなってきたけど、それでもやり抜いた。ウィテカーはタフなやつだ。彼にとってスタイル的に良い組み合わせだったと思う。彼は実力であそこに立った。ジャカレイもヨエルも倒している。彼は優秀なファイターだけど、彼とも試合をすることになるはずだ。」

「今は彼がベストだ。ミドル級でベルトを持っている2人のうち、彼のほうが優れているよ。」

 

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