UFC代表ダナ・ホワイトは、CMパンクをもう一度UFCに呼ぶつもりがないような口調
By Jed Meshew @JedKMeshew Sep 12, 2016,
土曜の夜、ほぼ2年間に渡る準備期間の後、ついにCMパンクはミッキー・ガルと戦うためにオクタゴンへの花道を歩んだ。試合時間よりもその歩みの方が長かった。試合開始のベルが鳴ると、パンクはケージの対面に突進、ガルは姿勢を下げパンクをテイクダウンしチョークを決める。わずか2分強の出来事だった。まさに完敗。パンクはサブミッションから逃れることに一度は成功したが、有効打を当てることはなく、逆に何発も受けることになった。そして、彼は今後も有効打を当てることがないかもしれない。
大会後、ダナ・ホワイトは、Fight Networkのジョン・ポーラックとのインタビューで、パンクをもう一度UFCに呼ぶことは「おそらく」ないだろうと語った。
「次の試合はUFCで戦うべきではないかもしれない。ブロックの時にも言ったように、初めての試合がUFCというのは、相手の戦績が2勝0敗だとしても、大変なことだ。今夜の試合を見ただろう。ここは学習をするには厳しい場所だ。」
UFCでMMAデビューをした選手として、パンクが初めてではないが、多くの他の選手達はデビュー前に何らかの格闘系のスポーツを経験している。ジェームス・トニーがランディー・クートゥアと戦う前、彼は少なくともボクシングで世界レベルに達していた。マット・リドルのような選手でさえ、The Ultimate Fighterや他のアマチュアの試合から、MMA世界最高の団体にたどり着いている。もちろん、こういった他の選手達はパンクのようなネームバリューや客を呼ぶ力をもっていなかったが。
今回の試合をどれだけの人数が視聴したかは不明だ。UFCは決してペイ・パー・ビューの件数を公表することはなく、そういったレポートは数週間上がってこない。そうはいっても、もしパンクが数百万件のペイ・パー・ビュー売上げに大きく貢献していたとしたら、ホワイトのパンクをもう一度呼ぶかどうかの話のトーンは全く違うかもしれない。これまでのパンクでの実験についてどう見ているか、という質問を受け、ホワイトはこう答えた。
「実験だったかどうか分からない。彼とは友人になった。いい奴だ。彼のことが好きだよ。彼のことをすごく尊敬しているし、彼はチャンスを求めていた。俺は彼にチャンスを与えた。」
パンクの次の試合がいずれ組まれる、という感じではないようだ。もしこれが、CMパンク時代の終了だとすれば、それは短くて賛否の分かれるものだった。それでも、おそらくスコット・コーカーやベラトールはパンクを取り入れ、パンクのMMA挑戦の次のステップというストーリーを創り出すだろう。