By Alexander K. Lee@AlexanderKLee Apr 11, 2018, 12:00pm EDT
アンソニー・ペティスはキエーザ戦が行われるものと考えていた。ところが、様々なソースから情報が入り始める。ペティスとチームは情報を選別しなければならなかった。
ペティスはUFC 223の舞台裏についてThe MMA Hourのアリエル・ヘルワニに語った。
「一体どうなってるんだって思って部屋に戻ってネットを見たよ。誰も何も言わなかったから。君たちと同じようにソーシャル・メディアとかインタビュー映像で何が起きているかを知った。キエーザが切り傷を負ったってことを知って、『これからどうなるんだ』って思ったよ。マネジメトに連絡をして『何が起きているんだ?』って聞いた。UFCは、試合は行われるって言っていた。」
キエーザは試合を望んでいたが、診断の結果欠場に。ペティスは減量を続けたが、156.5ポンドになった時点で試合がキャンセルとなったと伝えられる。そのため水分補給を始めたが、その直後、ライト級の体重を作る必要があるかもしれないという連絡を受ける。
「電話があって、『また体重を作る必要があるかもしれないぞ』って言う。木曜の夜は本当にクレイジーな夜だった。『体重を作るのか?作らないのか?』って状況だ。今の体重でやめて、朝156ポンドにして、計量して、それで全てお終いって考えていた。木曜の時点では、試合をすることはまずないって感じだったから。金曜の朝は水分補給で161、162ポンドぐらいになっていた。そこから減量して156にした。それがキエーザ戦に必要な体重だったから。その後UFCから電話があって、『君に155ポンドにするようお願いをするかもしれない』って言う。一体全体何が起きているんだって思ったよ。なぜ155ポンドなのかすら分からなかった。バスタブに入って155.4まで落としたけど、混乱していたし、少しイラついてムカついていた。何が起きているか分からなかったんだ。今ではみんなが知っていることだけど。」
ペティス曰く、ハビブ・ヌルマゴメドフ戦は正式にはオファーされていないという。
「何となくはその試合のオファーがあった。数字の話は全くないし、契約書もなかった。でもUFCは『君はタイトル戦をする候補になっている』って言う。もちろん俺はやりたかったけど、デューク(ルーファス)は『君はもう3回も減量をしているんだ。このことについて話し合いをして、納得できる内容か確認をしよう』って言った。俺たちにとって良い内容にはならなかったようだ。でも俺は試合をする準備はできていた。」
金曜日のウェイインの後、減量を止めることを決める前、ペティスは155.2ポンドまで落としていた。155ポンドまで落としてヌルマゴメドフ戦をすると考えられていた。
「みんなと同じように知った。ポールがデュークに電話をして『ヘイ、彼らが俺にハビブ戦について聞いてきたよ』って言ったんだ。それで、その時点で、彼らが他の人間にも試合のオファーをしているんだったら、もう自分の身体にこれはさせられないって思った。あと0.2ポンド落とす意味がないって思ったんだ。サウナに入って座っているだけで0.2ポンドぐらい落とせたかもしれないけど。でもあちこちに話がいっていた。」
ペティス曰く、出場給は支払われるが、勝利者ボーナス、そしてタイトル奪取の機会を失ったことは今も残念に思っているという。
「全ての出来事が頭に浮かぶ。タイトル戦のチャンスが目の前にあった。すごく近いところだったんだ。でも同時に俺はその分だけハングリーになった。もう少しだ。あと何勝かしなければいけないし、印象的なフィニッシュをしないといけない。気持ちはしっかりしている。身体は健康だ。すぐにジムに戻ってトレーニングを始めて次のことを考えるよ。」