Gegard Mousasi outlines devastation that followed Bellator debut, blasts haters ahead of title fight
By: Fernanda Prates | March 5, 2018 2:00 pm
Bellatorデビュー戦のアレクサンダー・シュレメンコ戦では苦戦を強いられた。片目で戦い抜いて僅差の判定をものにしたが批判をするものも多かった。
多くの人間は彼が試合後に辛い経験をした事を知らない。
「担架で病院に運ばれて、動けなかった。複数の医者がついていた。一人は膝の手術をしていた。彼らは俺の目について話をしていて、俺は目を失うのかと思ったよ。しばらくの間自分の目のどこが問題なのかはっきりとは分からなかった。」
「みんなはこの事を知らない。本当に大変だった。今も、時々鏡をみると自分の目の形が少し変わっているんだ。気になってしまう。でもこれがファイティングだ。」
少しの沈黙の後笑ってこう語る。
「何て言って良いのか。歯医者か何かになった方がよかったかもね。分からないけど。」
眼窩を骨折したが手術には至らなかった。2日間目を閉じたままだったが、複視にはならなかった。最悪の事態にはならずにまだ戦える事に感謝しているという。
「よかった。ハッキリと見える。それが一番大事だ。片方の瞳がもう片方より少し大きくなった。でも太陽の下だけだと思う。分からないけど。もう前と同じではなくなってしまった。」
「引退したら直してもらう。このスポーツをやっているとイケメンにはならないね。もともとイケメンだったって訳じゃないけど。でも嬉しい事じゃないね。」
試合で負傷を負ったのは今回が初めてではなかったが、ムサシは51戦のMMAキャリアで大きな負傷は少なかった。ムサシは笑いながらこう語った。
「あの試合でこれまで怪我をしなかった分のツケを払ったよ。」
「試合をするときは当然自分の方が優れたファイターだって考えている。でも最初の1分で彼は俺の眼窩を折った。それで試合が全て変わってしまった。ゲームプランではなかった。彼の打撃で目がダメになったって分かって、それで彼を掴んでテイクダウンしたんだ。」
「必死でサブミッションを狙った。試合を止められるかもしれないって思ったから。酷い怪我をしているって分かっていたから試合のやり方を全て変えたんだ。それで互角の戦いになったんだと思う。」
ジャッジ全員が29-28でムサシ勝利としたが、誰もが納得の判定というわけではなかった。シュレメンコは勝ちを奪われたと感じている。ムサシは、試合を見返しても2ラウンド、3ラウンドは自分が獲ったと考える。笑いながらこう言う。
「俺が負けたって言う人たちへ。絶対にシュレメンコと再戦をしないぞ、糞食らえだ。」
「この勝利を墓場までもっていく。別にそれで良いと思う。言ったように彼はタフだった。次は王者と戦う。みんな彼のことをよく知らないけど、彼は理由があって王者になっている。」
「一部のファンは知識がない。子供とかもいる。ソーシャルメディアでコメントしている人間は14歳の子供みたいだ。どれだけ真に受けて良いのか分からないね。」
ムサシは批判をする人間に皮肉を言うが、自分自身を批判することもある。ファイターとして勝ち方も期待されている。僅差の判定勝ちは求められていない。
「正直、自分でも納得していない。」
ただ、片目だけで戦って勝利したと言うことも考慮しなければならない。そして、ムサシにとっては勝利だけが大事ではないようだ。
「怪我をした。ずっと治らない怪我だ。変えられないこともあるけど、目の怪我をするぐらいなら負けの方がよかった。こんな怪我をすると復帰できないこともあるんだ。負けは、次の試合で取り返せば良い。怪我は最悪だ。でもケージに足を踏み入れる度に健康を損なうリスクがある。あの試合でそれが身にしみた。危険なスポーツだから注意しないといけない。」
5月25日にBellator 200で王者ラファエル・カルバーリョ(MMA通算15勝1敗、BMMA6勝0敗)のミドル級ベルトに挑戦する。
「彼は理由があって王者になっている。彼が最後に負けたのはだいぶ前だ。この試合にも自信があるようだ。サウスポー。言ったように、多くのファイターは実績を評価されていない。彼はタフな相手だ。彼は実力を証明しようとしていると思う。俺との試合で、理由があって王者になっているって事を証明するつもりだろう。」
「良い試合になる。俺の方が優れたファイターだって思う。誰だってそんな風に考えると思う。そう思わないなら戦うべきじゃない。どうなるか分からない。戦いになる。」
「この試合は自分にとってすごく大事。この試合をする事でたくさん良いことが起こる。もしベルトを獲ったらライトヘビー級への可能性が広がる。スーパーファイトだ。ライトヘビー級に行ったら、タイトル戦がしたい。」