By: Steven Marrocco | March 2, 2018 8:45 am
ジョン・マッカーシーは、ジェレミー・スティーブンスがジョシュ・エメットに放った膝蹴りは反則だと考える。MMAjunkie Radioでこう語った。
「ドミニク・クルーズとマイケル・ビスピンはあそこに座って『触れてないと思う』って言ったけど、間違っている。」
ただ、マッカーシーは、一番の問題はスティーブンスが膝を出して良いと理解した背景だという。
「何をして良くて何をしたら悪いか分からないほどルールに混乱しているファイターがいるのはどうしてか?俺たちに問題がある。そしてそれはアスレチック・コミッションが生み出している。アスレチック・コミッションがいくつもあって、『このルールは好きじゃない』とか『同じなのは嫌だ』とかって理由でめちゃくちゃにしている。そのおかげでファイターを混乱させている。君たちのせいでこの問題が起きている。」
いくつかのアスレチック・コミッションは最新バージョンの統一ルールについて把握していないという。
UFC on FOX 28で議論になっているのはルール自体ではない。反則の膝がエメットの頭部に当たったかどうか、エルボーが反則になる後頭部に当たったかどうかだ。エメットは抗議するつもりだ。
マッカーシーはUFC 205でヨエル・ロメロがクリス・ワイドマンをノックアウトした状況を話題にあげながらこう解説した。
「(UFC 205でヨエル・ロメロがクリス・ワイドマンをノックアウトした状況)あの時は膝が当たった後にその膝がまたクリス・ワイドマンの頭に当たってしまった。再装填、つまり膝を上げたらその膝は戻ってくる。あれはしょうがない。今回、試合を決めようとして放った膝が彼に当たったか。完璧に当たっている。」
「問題は、それが彼にダメージを与えたか。いや、私は与えていないと思う。彼にダメージを与えたのは綺麗な左フック、それからエルボー。それで彼を仕留めた。」
ミラグリオッタは単に反則技(ダウン状態の相手への膝)が当たったのか定かではなかったのではないか、そうマッカーシーは推測する。
「あの行為自体で反則だ。でもあの行為に加えてそれが相手に当たったか?レフリーとしては、この二つを問題にする。この二つを合わせないといけない。ダンはあの行為が反則だってことは分かっている。それで彼はこう考えた。『あれは当たったか?どっちなんだ』って。『当たったか定かじゃない。定かじゃないなら動きを止めたくない。当たったとは言えないんだから』そう考えて、続けさせたんだと思う。」
マッカーシーはあの膝を出したスティーブンスをダーティーなファイターだとは考えていない。