By Shaun Al-Shatti@shaunalshatti Feb 19, 2018, 5:39pm EST
ヨエル・ロメロはMMA Hourに出演し、ロックホールドとの関係についてアリエル・ヘルワニに語った。
「いつか君と話をした時に、私にはブラックリストがあるって話をした。彼はブラックリストに入っていて、彼はその理由を分かっている。色々と言ってくれた。USADAの後、私がUSADAとの問題を起こした後に色々と言ってくれた。USADAの前は、ラスベガスでもUFCのアスリート・リトリートでも、会うたびに彼は『ヘイ、元気かい兄弟。遊ぼうぜ、パーティーしたいぜ』って感じで、私は『オッケー、行こうぜ。いいね』って答えていた。」
「一緒にいるときは、彼は友達のように接してきた。こんな感じで(肩に手を回して)、『ヨエル、元気か?』って。それでいつもこの質問をしてきた。『ヘイ、ヨエル、俺と戦いたいか?』って。私が『どういうことだ?』って言うと、『じゃあ、俺と戦いたんだな』って言う。だから私は『いやいや、待て待て、そうじゃない、君が私と戦いたいのかが問題だ』って答えた。彼は『ノー、ノー、君とは戦いたくない』って言う。それで『オッケー、君は私と戦いたくないし、私も君と戦いたくない。おしまい』ってなった。」
ロメロ曰く、その時はロックホールドのことを友人と考えていたという。しかし、USADAでの問題が2人の関係を変えたようだ。
2016年1月、USADAによる競技会外の検査でロメロに成長ホルモンのイブタモレンで陽性反応が検出される。当初最長で2年間の出場停止となったが、USADAは汚染されたサプリメントによるものと判断し、出場停止期間は6ヶ月となった。この裁定は、ロメロが故意に禁止薬物を摂取したのではないとUFCとUSADAが判断したことを意味する。
それでも、ロックホールドを含め、数名のファイターからの批判の声は止まらなかった。そしてその声はロメロに届くことになる。
「USADAと問題があった時、彼とマイケル・ビスピンの2人が一番多く私のことを言っていた。オッケー、ビスピンはビスピンだ。もともと奴とはなんの関係もない。彼との関係のようなものはなかった。でも、(ロックホールドは)、おい、私についてそんなことを言うのか?って思った。そうか、分かったよって。」
「多分、彼はこう考えていた。あいつはもう39歳、(出場停止で)最低2年はいなくなる。(戻ってきたら)41歳か、バイバイ、ヨエルって。」
「でも神はいつでも良いことをするし、私はまだここにいる。だからUFCから電話がきたとき、この試合のオファーにイエスと答えた。」
「だから、ウェイインで彼が『俺はプロだ』って言った時にこう答えた。『私もプロだ。君のために私はまだここにいる。君を狙っている。ベルトのためじゃない。君のためにここにいる。君と戦える大きなチャンスだからだ。全ては君が私のことを悪く言ったからだ。君はその代償を払うべきだ。それだけだ』って。」
ロックホールドをノックアウトした直後、ロメロは脳震とうを起こしている対戦相手をフェンスに詰め何度かキスをした。ロメロは「ユダ(裏切り者)」のロックホールドにメッセージを送ったと語る。
「彼にこう言った。『ヘイ、ルーク、アイラブユー。愛しているぞ。一緒に楽しい時間を過ごした時のことを覚えているか。俺と戦いたいかって私に訊いた時のことを覚えているか?それでUSADAの後何が起きた?覚えているか?俺はまだここにいる。愛している』って。」
「彼は何も言わなかった。彼には分かっているから。」