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フランシス・ガヌーのコーチは、スティペ・ミオシッチの能力を評価する一方、ガヌーのパフォーマスが期待を大きく下回ったと語る。
By Oscar Willis – 24 Jan 2018
スティペ・ミオシッチが、UFC 220でフランシス・ガヌーを破り、UFCヘビー級の大きな勢いは止まった。
ミオシッチは強打を避けながらガヌーを疲れさせて体力を奪い、ゲームプランの巧さとファイトIQを披露した。
ガヌーのコーチ、フェルナンド・ロペスは、ミオシッチの能力だけではなく、ガヌー自身にも敗因があったと語る。
「見ての通り、我々の思うようにはいかなかった。スティペの技術の高さは分かっていた。素晴らしいファイターだし、彼のレベルチェンジは美しい。彼がガヌーをフィニッシュしなかったのはラッキーだ。でも、彼はサブミッションも何も決めようとはしなかった。フランシスも良い動きをしていたから。彼の勇気も見れたし、彼は決して諦めなかった。誰もあの試合が25分続くとは思わなかった。でもフランシスは圧倒的不利の中戦いぬいた。」
敗因は、ガヌーが試合を早く決めようとしたことだという。ガヌー自身も試合後ミオシッチを過小評価していたことを認めている。
「彼は良い仕事をして粘った。でも本心を言う。がっかりしている。フランシスが突進してハイキックを放った時、ショックだったよ。ゲームプランとは全く違っていた。突進してノックアウトを狙うなんてスティーペの思う壺だ。体勢を落としてテイクダウンしやすくなるから。コーナーとしては何もできなかった。ゲームプランは、距離をコントロールしてコンビネーションを出すこと、それと同時に慎重にステップバックして距離を保ってレスリングをさせないことだった。そうしなかった。」
「試合についてまだフランシスと話をしていない。試合直後に話を聞きたくないんだ。選手自身が試合で起きたことを消化できるように、2週間ほど間を置くようにしている。2週間後彼に準備ができたら、話をして何故あのゲームプラン、戦略を選んだのか聞きたい。ああなるとは思っていなかった。ゲームプランは全く違っていた。フランシスは彼を追って捕まえようとした。我々の計画とは違う。」
ガヌーは規格外のノックアウトで名を挙げた。アリスター・オーフレイムを左フックでノックアウトした映像が繰り返し流れされた。ミオシッチにも同じことができると思ったとしても不思議ではない。
5ラウンドマッチの第1ラウンド、ガヌーは大振りをしながら突進しミオシッチの顎を探していた。ロペスは、1ラウンド終了時点で試合はほぼ決まっていたと語る。
「1ラウンド終了後に、試合を立て直そうとしたけど、彼を見ると全てが無くなっていた。疲れ切っていたんだ。ヘビー級ファイターが体力を使い切ってしまうと、もうおしまいだ。もう彼にはフットワークを使って出入りする体力は無かった。ただ一つ残った策は、右のアッパーカットを出して、スティーペに距離を詰めるべきか迷わせることだった。その間に呼吸を整えることができる。ジャブ、ジャブ、アッパーカットの指示を出した。でもスティーペは本当にスマートでまたテイクダウンを成功させた。」
「フラシスはレスリングとグラップリングも使うべきだったって言う人間もいる。それは違う。問題はポジションと距離のコントロールだった。フランシスは良いポジションにいるべきだったけど、そうしなかった。スティーペが踏み込んできたら、下がって距離を保つべきだった。スティーペを追いかけた時点で、まずい状況になっていた。フットワークを使えなければ、試合はおしまいだ。」