By Shaun Al-Shatti@shaunalshatti Dec 11, 2017, 4:15pm EST
UFCヘビー級元王者ケイン・ヴェラスケスは、今年一度も試合をしていない。2016年12月にファブリシオ・ヴェウドゥム戦を負傷欠場し、その後手術を余儀なくされている。
しかし、トンネルの向こう側の光がヴェラスケスに近づいているようだ。
9月に2018年の復帰を示唆していた35歳のヴェラスケス。ようやく怪我が治り、サンノゼのアメリカン・キックボクシング・アカデミーでトレーニングを再開したことを、トレーニング・パートナーのダニエル・コーミエが明かした。
The MMA Hourに出演したコーミエはこう語った。
「彼がトレーニングに戻ってきた。痛い思いをしているよ。でも、こんなに気分が良いのは久しぶりだ。」
「ケインとトレーニングするのは嫌なんだ。彼は他の誰よりも、これまでここにいたどの選手よりも強いから。でも彼がいるのは良いことだ。彼が大好きなことをまたできるようになったのを見るのは、友人としてMMAファンとして嬉しいことだ。ケインが復帰したら、ヘビー級がどうなるかはみんな分かっているだろ。彼は、ものすごく見応えのある、楽しい試合をする。」
ヴェラスケスの最後の試合は、2016年7月のUFC 200。トラヴィス・ブラウンを相手にパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得している。
ヴェラスケスは過去4年でわずか2試合しかしておらず、2014年と2017年は一度も試合をしていない。
「プロセスが大事だ。ケインのことはレスリング時代から知っているけど、彼が患ったような背中とか首とかの怪我には時間が必要なんだ。俺が思うに、ケインは休むべきときに無理をしていた。今回はじっくりと時間をかけて怪我を治した。これから長い期間、途切れずに試合ができると思う。これまでの出場期間よりもずっと長くできると思う。」
「彼はいやなタイミングで様々な怪我をしてきた。ケインとそのことについて話もした。最悪だよ。才能があって、このスポーツに真剣に取り組んでいる彼のような男が、トータルで5年近く失ってしまった。5年間の欠場期間がなかったら、彼の戦績がどんなことになっていたか想像できるか?そう考えると最悪だ。だけど、ようやく彼の身体は、彼の練習態度、精神、獰猛さ、気持ち、そういったものに対応できるようになった。長い期間試合ができるようになったんだ。キャリアを終える頃まで、安定して長期間試合ができると思う。」