By Jed Meshew@JedKMeshew Dec 6, 2017, 8:00am EST
ポッドキャスト番組Believe You Meで、元ミドル級王者マイケル・ビスピンは、敗戦後すぐに復帰をしたのは間違いだったことを認めた。
「見ての通り、俺にとって良い結果にはならなかった。試合前はすごく調子がいいと思っていた。でも振り返ってみて、トレーニングのし過ぎで精神的にも肉体的にも疲れていなかったか。そうだったと思う。それなのに都合のいい判断をして、俺は試合に勝てるって、ケルヴィン・ガステラムを倒せるって思ってしまった。彼が強くないって訳では全くない。彼は素晴らしい左フックで俺を捉えて、ダウンさせた。祝福するよ。」
「大きな賭けだった。賭けに負けた。勝っていれば素晴らしかったけど、そういうもんだ。賽を投げて、勝負する。良い結果を願うけど、良い結果はケルヴィンにいった。よくやったよ。」
「俺は、早く自分の中の悪魔を取り払って、負けを帳消しにしたかった。ものすごく大きな賭けだった。そして色々な理由で間違った選択だった。でも後悔はしていない。一歩引いて考えれば、あれは間違いだったってことが分かる。でもあの時は、それが正しいと思ったんだから、後悔はしていない。」
「GSP戦の後、ケルヴェン・ガステラム戦に合意したとき、『1週間しか休んでないけど、調子はすごく良いぞ、戦いに戻るぞ』って思ったんだ。それで毎日スパーリングをした。それがケルヴィン戦に向けてやったことの全て。5ラウンド、5日間のサウスポー対策。それで中国に行った。感情的、肉体的、精神的に疲れてしまっていた。」
ガステラムに負けたことで、キャリア初の連敗になり、ランキングは一気に7位まで落ちてしまった。それでもビスピンは問題ないという。
「もう一度王者になろうとは考えていない。1、2試合楽しい試合をしてキャリを終えようって考えている。あそこで自分の仕事をすることはできなかった。ランキングなんてどうでもいいよ。王者に返り咲こうなんて考えていないから。一度王者になったし、楽しかった。人生最高の時間だった。この先も、自分は王者になった経験があるって言える。それに、人生で前に進む時だ。」
「完全に満足している。38歳になった。嫁さんと子供もいる。他にやりたいこともある。もう1試合するか?多分するよ。ただ、戦いの章は終わったし満足している。一生戦っている訳にはいかない。王者にもなれた。ずっと王者でいれる人間はいない。だから、誇りに思っているよ。」
ビスピンは、来年3月17日にロンドンで開催が予定されている大会でキャリアを終えることを希望している。