by MMA Fighting Newswire Nov 28, 2017, 8:30pm EST
UFC 217から約1ヶ月、ミドル級王者ジョルジ・サンピエールの今後については未だ決まっていない。
ロバート・ウィテカーと対戦してベルトを統一するのか、それともベルトを返上して他の相手と戦うのか。
UFC代表ダナ・ホワイトは火曜日、そのことについてその日の夜にサンピエールと話をすると語った。ベルトの返上には納得しなそうだ。
ホワイトはラスベガスでのメディア・ランチでこう語った。
「それは聞きたくないね。俺はそんなこと聞きたくない。ミドル級のベルトを防衛するって言うのを聞きたい。そういう合意をしている。契約を交わすときにそういう取り決めをしている。」
サンピエールは次戦について明言を避けている。ミドル級で戦うために体重を増やさなければならず、そのことでキャンプ中に健康問題があったことを語っている。また試合の前に、身体システムが停止したため、それまでの通常体重は198ポンドだったが、試合直前は191ポンドまでしか体重が戻らなかったという。
それでも、サンピエールは、UFC 217の前は繰り返し、次戦はウィテカーになると契約に書かれていると述べていた。
ホワイトも、それこそがUFCの計画だと語る。
「(サンピエールがタイトル返上を望んだら)ブチ切れるよ。その後はどうなる。ウェルター級に行ったとしてどうなる。そこにはウッドリーがいる。他は、(ヨエル)ロメロ、ルーク・ロックホールド。みんなモンスターだ。『多分彼となら戦えるかな』なんて相手はいない。ビスピンを調整と考えていたのか。なら調整は済んだ。ミドル級にもウェルター級にもどう猛なファイターしかいない。」
「ロックホールドは巨大だ。減量して戻すからでかい。良い選択肢なんてない。だれと戦いたいとか、どうしたいとか、自由に選ぶなんてこのスポーツではできない。みんな危険なファイターだ。君もファイターだろ。誰を倒せるかよく見てみろ。自分で復帰を望んだんだ。ようこそ。ここは大変な場所だ。」
ホワイトはまた、ウィテカー戦の項目を契約に入れなければならなかったのはサンピエール自身のせいだという。なぜなら、「(サンピエールは)ウェルター級とかミドル級とか、あちこち手を広げようとしていたから。」
「彼に言ったよ、『いいかい、復帰戦でビスピンを望むのは構わない。でもタイトルは防衛しないといけないぞ』って。ベルトを返上して他のことをするなんてできない。俺は、真の男になるためには真の男を倒さないといけないって考えている。無敗で引退するのと、ベルトを返上するのとは話が違う。『このベルトは返上して今度はウェルター級に行く』、なんてのは俺は納得しない。」
「契約にそれが入っている。契約に書かれているんだ。」
2月11日にウィテカーの母国オーストラリア、パースでUFC 221が開催される。UFCは、そこでのサンピエールvs. ウィテカーを計画しているのか。
「パースで彼(サンピエール)の試合をさせたいかどうかもまだ分からない。だから今日話をしてどうなるか見極めるよ。」
ホワイトはまた、サンピエールが体重を落としてライト級王者コナー・マクレガーとドル箱の試合をするというアイデアも否定する。この噂はサンピエール陣営からきているとまでいう。
「GSP vs.コナーなんて話は一度も出ていない。まったくない。インターネットの戯言だし、話の出所は彼らだと思うよ。」
「コナーの試合はどのみちビッグマネー・ファイトになるし、次の相手はトニー・ファーガソンだ。GSP vs. コナーとコナーvs.他の誰かを比べてどれほどの違いがあるって言うんだ。」