by Dave Doyle@davedoylemma Nov 14, 2017, 11:00am EST
UFCライトヘビー級元王者クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンは、ベラトールのヘビー級トーナメント第一回戦が復帰戦となる。
トーナメントは、1月20日にカリフォルニア州イングルウッドで開催される大会から始まる予定。ジャクソン以外の参加者は、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ライアン・ベイダー、キング・モー、ロイ・ネルソン、フランク・ミア、マット・ミトリオン、チェール・ソネン。
ジャクソンの初戦の相手はまだ発表されていないが、チェール・ソネンとは対戦を希望しないという。
前回の試合は3月のキング・モー戦で、グラップリングの攻防の末、判定負けをしている。前回に続いてレスリング主体の選手と試合をするというアイデアに乗り気でないようだ。
The MMA Hourに出演したジャクソンはこう語った。
「チェール・ソネンとの試合は希望しないってマネージャーに言ったよ。足にしがみついてくるレスラーと戦ったばかりだ。また今回も完全にレスリング主体の選手と試合をしたいなんて思うはずがないだろ。」
ソネンに対して個人的な感情があるわけではなく、スタンドで殴り合う相手との戦いを望んでいる。
「なんでベラトールは俺とレスラーを戦わせたいんだ?はっきり言って、俺が望む組み合わせじゃない。ベラトールと新しい契約をしたばかりで、またレスラーと試合をさせられるとしたら、正直頭にくるね。俺がまたレスラーと戦うのを見たい人なんているか。プロモーターはどうして俺みたいにスタンドで殴り合いをしたい、エキサイティングな試合をしたいファイターじゃなくて、レスラーばかりよこすんだ?」
また、ジャクソンはエメリヤーエンコ・ヒョードルとの対戦にもあまり乗り気ではない。ただその理由は違う。
「ヒョードルは俺が一番好きなファイターだ。ヒョードルは好きなファイターだから、彼と試合をするのは不自然だ。今も昔も一番好きなファイターだから。でもトーナメントだからしかたない。そうじゃなければ、1000万ドルぐらいもらわないとヒョードルとの試合契約にサインをしない。1000万ドルなら母親とも戦う。トーナメントだから戦うしかないけど。」
いずれにしても、3試合契約にサインをしたジャクソンは、復帰を楽しみにしている。UFCに戻るのではとの憶測もあった。
「スコットは素晴らしいプロモーターだと思う。言ったように、何も問題はない。UFCとも問題はない。UFCはこのスポーツに大きな貢献をしたと思う。ただ、ここにとどまる。ベラトールが好きだ。このエネルギーが好きだ。」
結局のところ、相手がソネンだとしても、ジャクソンは試合をする。
「正直、再契約するまで、トーナメントのことなんて知らなかった。メディアでは大きく取り上げられていて、なんてこった、これをやるのかって感じだったよ。でも関係ないね。俺はファイターだ。PRIDEグランプリが好きだった。トーナメントだろうと関係ない。ただトーナメントの一回戦でチェール・ソネンとは戦いたくないってだけだ。誰とでも戦う。俺の仕事は闘うこと。でも、俺が興奮するような相手と試合がしたい。」