by Shaun Al-Shatti@shaunalshatti Nov 5, 2017, 9:00am EST
UFC 217、マイケル・ビスピンは、ジョルジュ・サンピエールに3ラウンド、リアネイキッド・チョークで敗れる。
ポストファイト・プレスカンファランスに現れたビスピンはこう語った。
「休む時間は必要ない。怪我はしていないし、全くダメージはない。顔に傷があるけど、ダメージはないよ。今夜は彼の夜だった。多分、来年3月のロンドン大会(UFC Fight Night 127)に出る。それがいいと思う。様子を見よう。」
「言っておくけど、俺は自分が大好きなことをやっている。イングランド北西の小さな町からやってきて、マジソン・スクエア・ガーデンでメインイベントを飾れるなんて思っても見なかったよ。最後の試合がチョーク負けっていうのは耐えられない。俺の夜ではなかった。でも、プロフェッショナル・スポーツはそういうものだ。一人、一チームが勝つ。もう一方が負ける。」
UFC 217まで、ビスピンは自身のキャリア最多の5連勝中だった。連勝相手には、ルーク・ロックホールド、ダン・ヘンダーソン、そしてアンデウソン・シウバも含まれる。その結果ついに、長年手が届かなかったベルトを手にしていた。
4年ぶりの復活でミドル級デビューだったサンピエールは、試合を決める直前はガス欠をしているように見えた。
「彼がスローダウンしているのを感じたよ。ただ、2ラウンドも彼は俺からテイクダウンを奪った。テイクダウンをされたら、いつだって立ち上がりたいって思うんだ。でも、下から何発も良いエルボーをいれていたし、パンチも当てていた。ただ、彼を滅多打ちにしていても、あのポジションだと試合は負けになるって自覚はあった。彼の傷口が開いても、負けになるって分かっていたよ。だから、『今すぐ立ち上がるぞ』って思った。」
「試合中の感触はよかった。もちろんテイクダウンされたけど、1ラウンドも2ラウンドも自分が望むタイミングで立ち上がることができた。だからまあ、自信が崩壊の原因だったのかもしれない。もしかしたら。でも確かに彼がスローダウンするのは感じたよ。彼の顔に出ていた。特に出血しだした時とか。」
試合前はサンピエールがミドル級で戦うことについて色々と言っていたビスピンだが、オクタゴンで激突した際には、サンピエールは真のミドル級だと感じたと言う。
「ミドル級にみえたよ。巨大にみえた。試合前にも、彼の方がパワーがあるかもしれないって言っていたし。彼はそういうタイプのファイターだ。彼は真のプロだし、俺の首に腕をまわした時は、本当にミドル級のようだったよ。」
「昨日のことのように感じる。俺は世界チャンピオンだった。言っておくけど、俺はハッピーだ。このスポーツで自分が達成したことを本当に誇りに思っているし、それは誰も否定できない。子供達が来ていて、俺にこう言ったよ。『もっと怒っているかと思った』って。もちろん、頭にきているよ。心の中はボロボロだ。でも同時に、俺は人生で何が重要か気付いた。俺はこれに自分の人生を掛けているけど、子供達のためにやっているんだ。幹部の人間から、ペイパービューが100万以上売れたって聞いた。嬉しいね。」
「残念賞だね。俺は幸せだ。自分がやっていることに満足している。ひどく傷ついているけど、それでも人生は続く。人生は続く。試合は常にどちらかが勝って、どちらかが負ける。それを承知でやっているんだ。メソメソ泣いているわけにはいかない。ジョルジュを大いに尊敬する。お見事だ。彼は俺を倒した。今夜、調子はすごく良かった。本当に彼を圧倒するつもりだったけど、そうならなかったんだから、お見事だ。」