ロバート・ウィテカーは、ジョルジ・サンピエールがミドル級王者マイケル・ビスピンと戦うことについて、悪い感情はなく、自身の次の対戦相手がこの二人のどちらでも良いという。
先月ヨエル・ロメロを相手に歴史的勝利を収めたウィテカーは、次戦でマイケル・ビスピンと戦うはずだった。しかし、ウィテカーが膝の負傷で数ヶ月の休場となり、UFCはサンピエールvs.ビスピンを復活させる。この試合は、11月5日、ニューヨーク開催のUFC 217に予定されている。
ダナ・ホワイトはこの試合の勝者とウィテカーが戦うことを明言している。ウィテカーは、サンピエールがビスピン戦を手にしたことに嫌な気分になるどころか、自身にとってベストだと主張する。
Foxsport.com.auとのインタビューでウィテカーはこう語った。
「この試合が組まれたのは自分にとっては好都合だよ。マイケルが王者だから彼と戦わないといけないし、他に戦う相手はいない。だけど、現実的に自分が試合をできるのは来年の頭になるからね。」
ウィテカーの負傷は手術を要するものではないが、今年中の試合は難しいようだ。
「UFCは俺が来年まで試合をできないことを知っていたし、マイケルはどうしてもジョージとの試合がしたかった。」
「だから自分にとってはパーフェクトだよ。何が起こるかわからない。ビスピン戦と同じぐらい、ジョージ戦もやりたいと思ってるよ。」
「どちらと戦うにしても、オーストラリアでやれたら最高だね。スタイル的に二人ともタフな相手だし、だからこそどっちでも楽しみだよ。」
ブックメーカーは、サンピエールを若干のフェイバリットとしているが、ウィテカーはビスピン勝利と見ている。
3度王者になっているウェルター級元王者のサンピエールについて、ウィテカーはこう語る。
「ジョージは実績もあるし史上最強のファイターの一人だけど、階級が違う。」
「マイケルはタフだ。もしどちらかを選ばなければならないとしたら、マイケルかな。ジョージに勝つスキルがあると思う。」
ウィテカーは、怪我の回復は順調で、次戦までの長い期間をさらに強くなるために使うという。
その間は、ライバルの試合を楽しむつもりだ。
「自分の進む道を塞がれなければ、この階級の他の選手が何をしていても本当に気にならないんだ。マイケルがジョージと試合をしても、自分のゴールへの邪魔になはならい。」
「どっちが勝っても、勝者と試合をするし、どっちでも本当に楽しみだよ。」