by Dave Doyle@davedoylemma May 16, 2017, 12:00pm EDT
通常こう考えられている。UFCファイターがベラトールに移籍をすると、試合に出場する際のスポンサー収入が増える。
選手達はUFCのアウトフィト・ルール(Athlete outfitting policy)による定額の支払いではなく、自身でスポンサーを獲得することができ、UFCという企業構造の中にいるよりも、高い額を手にすることが可能になる。
しかし、ローリー・マクドナルドは、ベラトールへの移籍で、少なくともデビュー戦では、UFC時代よりも低いスポンサー収入になる。マクドナルドはBellator 179のメインイベントでポール・デイリーを相手にデビュー戦を飾る。
マクドナルドは、The MMA Hourに出演しこの理由を説明した。短期契約のスポンサーを数多く集めて、トランクスやコーナーのバナーをスポンサーのロゴで埋め尽くすよりも、短期的には減収となっても、有力ブランドと長期の関係を築くことを選択したという。
「トランクスとかバナーのいたるところに、有名じゃない企業のスポンサー名を貼り付けるのは簡単だけど、基本的には大手企業と長期のスポンサーを築きたいんだ。俺にとって意味のある企業で、彼らにとっても俺の存在が広告塔として意味のある、そういう企業と長く付き合いたい。」
Bellator 179でのスポンサーは、有名ブランド、モンスターエナジーとエバーラストで、今後その数を増やしたいという。
「自分と全く関わりのないような企業のロゴがいくつもあって、その中で埋もれさせてしまうよりも、こういうスポンサーのロゴを大きく露出させる。そういう戦略だね。」
マクドナルドは、リーボックと2015年に契約した個人スポンサーシップは契約満了になり更新はされなかったことも明かし、リーボックとの関係は良好だったと語った。リーボックは、マクドナルドがベラトールと契約をした時点でスポンサー契約を切ることができたが、契約満期までスポンサーを続けてくれたという。
「彼らは良心的で、俺がベラトールと契約してもスポンサーを続けてくれた。その義務はなかったのに。俺のサポートを続けてくれた。素晴らしいパートナーシップで、素晴らしい契約だった。」
マクドナルドは、目先の利益にとらわれずに、大きな視野で物事を捉えている。
「ベラトールでの収入には完全に満足しているよ。スポンサー収入が若干減っても、俺にとっては大した問題ではない。それ以上の良い面を見ているし、すごく満足している。」