今まで一度もこのことを話してこなかったけど、3試合前、ランキング2位の男、デミアン・マイアとブラジルで試合をする前、彼らはマネージャー、ダン・ランバートに俺との契約を延長しないって言った。俺のスタイルが好きじゃないからだ。ファンを楽しませていない俺のことが好きじゃなかったんだ。それ以降、俺はエンターテイナーになった。このビジネスにエンタメの側面がある事を心から理解した。あの試合の前、俺はランキング6位だったけど、こう言われた。『我々は君との契約を延長しない。君のキャラが好きじゃないから。君のファイトスタイルが好きじゃないから』って。試合の結果にかかわらずだ。ランキング2位の男と戦うのにファイトマネーは3万ドルだった。税金を払ってコーチ陣にも金を払ったら手にできるのは5千ドルから1万ドルだ。
それでも、あそこに行って彼を倒した。彼のホーム、ブラジル サンパウロで彼を血の海に沈めた。それでブラジル人に対して『お前らは豚野郎どもだ、ゴミ捨て場だ』ってのをやった。あの時点では契約は続かない予定だった。けど、あの映像がネットで拡散された後、UFCは『我々は彼を手放すべきじゃない。契約を延長すべきだ。あのインタビュー映像の影響力はでかいぞ』ってなったんだ。だから、あれが俺のキャリアを救うことになったし、キャリアのターニングポイントになった。その後の活躍はご存知の通りだ。
カメラの前では全て大げさにやる。なぜならこれはショービジネスでエンターテイメントだから。俺はファンを楽しませている。ファンのために演じている。彼らはそれを見たがっているんだ。彼らは頑張って稼いだ金をそのために使っている。だから彼らのためにやってるんだ。