(自身のファイトスタイルいついて)皆大きな勘違いをしているし、意見が変わってきている。最初は「あいつはでたらめに動いて、いい加減な打撃を出している」って言われていた。今は「あいつのステップを見ろ、うまく中に入っている」って言われる。
皆は俺のファイトスタイルを分析して、いかにスマートなやり方かってことを話している。そういった意見のほとんどについて、俺からしたら「何を言っているんだ?そんな風には考えた事もない」って思っているよ。
「あいつの戦略はすごい、足を使ってうまく出入りしている」って言われるけど、まったくそうじゃないんだ。皆は論理的に分析して、俺の動きをすごく技術的だっていうけど、まったくそういうことではない。これは戦いなんだ。
不格好で不自然に見える。そういうものだ。なぜなら新しいスタイルだから。柔術が初めてUFCで使われた時と同じだよ。
リョート・マチダが鶴の構えからの蹴りを出したとき、おかしな技にみえた。新しいものは最初は全て奇妙に映る。
俺たちは試合を見るときに「彼はいい選手だけど、この構えをすればもっと良くなるのに」って話をする。俺のスタイルは、単に俺が不器用でバランスが悪いからそうなっているわけではない。何年もかけて作り上げてきたものだ。これが優れたスタイルだと思っているし、だからこそ俺はミドル級の王者になっている。皆は分かっていないけど、俺は自分が何をしているのかちゃんと分かってるよ。
