UFCは僕とチェイス・フーパーとの試合を望んでいないようだね。いい試合になると思うし、最後の試合になるとしたら彼と戦いたいと思っているんだけど。彼と試合をして勝っても負けても状況は変わらないかもしれない。ただ、意味のある試合ができたら、もしかしたらそれが最後の試合になるかもしれない。
UFCとしては、僕の方が優位になるような選手と試合を組むというのは賢明ではないと思う。一方で僕も自分が優位ではない試合を受けたいとは思わない。だから行き止まりって感じだね。この状況をちゃんと受け止めているよ。UFCからはずっとよくしてもらってきた。不満はない。だから飼い殺しにされているといった思いもないよ。
もう一度試合をすることはないかもしれない。ただ僕は他の人たちが引退をするという話を聞くのは好きじゃないんだ。なぜなら引退をすると言った半年後とか一年後とかに次の試合が発表されたりするから。
今でもずっと練習をしているし周りの選手たちが試合の準備をするサポートもしている。ジムの運営もやっている。時間に余裕をもって試合のオファーをしてもらえたら、万全の状態で試合に臨めるよ。
初めてUFCで試合をした時は、それが最初で最後の試合だと思っていたんだ。ジェンス・パルヴァー戦が最後の試合だった可能性もある。幸運なことに請求書の支払いのために次から次へと試合をするという必要はなかった。コンピューター・サイエンスの学位をもっていて、ジェンス・パルヴァー戦の準備をしている時もインターンで働いていたんだ。一週間休んで試合をして、月曜日からまた仕事を続けたよ。
その後The Ultimate Fighterに出ることになって2カ月ほど休みをとったけど、その後はまた仕事に復帰した。だから常にある程度の蓄えがあって出費をカバーできていたよ。沢山の試合をしてきたけど、貯金が減った頃に次の試合があってまたお金が貯まるっていう具合だった。
多くの選手たちは最初はそういう状況ではないから、一か月前のオファーでも受けなければならない。支払いがあるからね。色々と出費もあるんだ。
僕は常に先を見据えて行動してきた。良い状況でキャリアを始めることができたから続けることができたんだと思う。
