特別な感情はないよ。勝って、ボーナスがでて嬉しいけどね。俺は試合が好きだ。練習をする理由になるから。勝ったから興奮しているけど、このベルトにはなんの意味もない。全くないね。
お互いに打撃を出し合って打ち合いになった時に、こう感じたんだ。読めるぞって。何キロも先から飛んでくるみたいに打撃がよく見えたんだ。俺の方がずっと優れたボクサーだ。戦いをしようぜって思ったよ。あの状況になって、俺の方が断然優れているって分かったんだ。
(1ラウンドでダウンを奪ったのが流れを変えましたか?)
そうだね。でも結局、最後は、相手が俺をノックアウトするかもしれないけど、俺は死ぬ覚悟が出来ている。パンチをもらおうが、蹴りを食らおうが、ノックアウトされない限り、攻撃をする。
デイナとハンターは今頃イジーに電話をしてこう言っているよ。「ノックアウト勝ちすると思っていたのに!これであのバカとの付き合いが長くなってしまったじゃないか。イジーの馬鹿野郎が」って。
君が思っているよりも、俺のファンは多いと思っているよ。なぜなら、俺は普通の人間の代表だから。ヒュンダイ・アクセントに乗っているUFC王者なんていないだろ。16,000ドルだぞ。だから皆俺のことを好きなんだ。俺は高卒認定ももってない。俺はお前らと同じだ。どういうわけか奴らは俺にこのベルトを与えたけど、俺にはこれをどうしたらいいのか分からないね。イジーは、突然自分が中国人で中国代表だ、なんて言いだしたけど、そんなことすべきじゃない。俺はお前ら全員の代表だ。
俺は世界一自己評価が低い。ベルトを見てもどうしたらいいか分からない。これは夢でいつか目が覚めるのかって思うほど妙な感覚だ。