by Shaun Al-Shatti@shaunalshatti Dec 18, 2016, 6:00pm EST
ドミニク・クルーズとユライア・フェイバーは、過去10年に渡ってお互い罵り合ってきた。二人の最初の試合となったWEC 24の大会ポスターにクルーズがサインをする際、フェイバーの顔の上に自分のサインをしたことがきっかけだった。しかしこのライバル関係も終りを告げる。
フェイバーがUFC on FOX 22での引退試合を勝利で締めくくった後、この二人のバンタム級のレジェンドはFOX Sport 1のポストファイト・ショーで共演し、過去を振り返った。その最後に、クルーズはフェイバーに関係修復のための最後のギフトを手渡し、悪化する前の状態に関係を戻すことになった。
クルーズはフェイバーにこう話す。
「俺たちはすごく成長した。俺がこれを始めたのは2007年、21歳の時だ。あの時はパジャマのズボンを履いて会場に来ていたよ。なぜなら、それしか買う金がなかったんだ。ヘアカットの金なんてもちろんなかった。あの時の映像をみたらわかるけど、俺はロイド・クリスマスみたいな髪型だった。今回は、ちょっとしたギフトを持ってきたよ。受け取ってほしい。」
クルーズが持ち出した無地のポスター用の筒を見て、フェイバーはこう返す。
「おいおい、俺の顔の上に書かれてるやつの予感がするな。」
クルーズ:「そうじゃないよ。確かに、そこから始まったんだ。でも、最後は違うよ(顔の上にサインをしたものではない、別のポスターを用意していた)。」
クルーズとフェイバーは過去10年、ケージ内で計51分という時間を共有し、さらに数え切れない時間数をお互いの口撃に費やしている。長い間、彼らのライバル関係はバンタム級を象徴するものだった。それでも、格闘技の世界でも、楽しい時間には終りはやってくるものだ。