マット・ブラウン:エレンバーガー戦後、「多分ロンダ・ラウジーと同じ感情だった。死にたいと思った」

http://www.mmafighting.com/2016/10/26/13398498/matt-brown-on-loss-to-jake-ellenberger-i-probably-felt-like-ronda

by Danny Segura@DannySeguraTV Oct 26, 2016, 9:00a

“ザ・イモータル(不死身)”は、ジェイク・エレンバーガーに負けた後、死を考えた。

マット・ブラウンはそれまで、KO負けもTKO負けもなかった。しかし、7月のUFC 201エレンバーガー戦で全てが変わった。試合前ランキング10位だったブラウンは、直近6戦の成績が1勝5敗でかろうじてUFCに残留していたエレンバーガーにTKO負けを喫した。35歳のウェルター級ファイターのブラウンにとって、それが自身のキャリアで最も辛い瞬間だったという。

「おそらくキャリアを通して一番辛い負けだった。その理由を説明するよ。」

月曜日、The MMA Hourに出演しアリエル・ヘルワニに語った。

「その理由だけど、自分にとって勝ち負けは大きなことではなくて、それが一番重要ってわけではなかったんだ。ベストを尽くして、それで勝っても負けても、日曜日になったら、すべてやりきったから満足だって思いたいんだ。あの試合は、すべてを出し切ったとは思えない。試合があることを当たり前のように考えていて、ジェイクへのリスペクトも足りなかった。身をもって学んだよ。」

「このスポーツの厳しいところは、例えばどんな仕事でも大変な日があったりするけど、このスポーツだとそれが最悪の日になりかねないんだ。これまでのキャリアで初めてのことだけど、対戦相手をリスペクトしないで、自信過剰になっていた。そういう自分が許せない。考えを改めなければならないし、そうするつもりだ。だから、次の試合の勝敗がどうなるかは分からないけど、対戦相手を十分にリスペクトして、これまでよりも強くなってオクタゴンにあがることだけ、それだけを考えるよ。」

戦績に黒星がつき、しかもオクタゴンで全てを出しきらなかったという思いが、ブラウンに自殺を考えさせている。UFC 193後のロンダ・ラウジーと同じように。

ブラウン:「対処するのがすごく大変だった。本当にしんどかった。ロンダ・ラウジーと同じ感情だったかもしれない。死にたかったよ。みんな負け試合の後は同じだよ。でも、俺には3人の子供がいる。家に帰ってお手本にならないといけない。次の朝も起きて朝食を用意しないといけない。それで、何度失敗しても、立ち上がらなければならないってことを示さないといけないんだ。」

「本当に死にたいって思うんだ。それだけ自分がダメな人間だって思ってしまうんだ。何百万人が見ていて、友達とか家族とかも見てる前であんな負け方をするんだ。そんなことを考えるのは間違っているし、考えるべきではないけど、そう思ってしまうんだ。幸い俺はそういう感情に対処できるだけ大人だったけど、あの時はひどく自分がダメな人間だって、本当にそう思ってしまったんだ。」

ブラウンはUFC 201での負けはエレンバーガーを過小評価したためだと分析している。“ザ・イモータル”は、対戦相手が彼にふさわしくないと考えていたが、その間違えは2度と犯さないと誓った。相手を過小評価したことを除いて、試合の準備は万端だった。

ブラウン:「かなり良いトレーニングをしていた。怪我も多かったけど、常に良いトレーニングをしていたよ。トレーニングがしたくてたまらなかったから。試合中は、いつもは相手をじっと睨んでそれで興奮するんだけど、彼のことを見る時は『なんでこいつが俺と戦うんだ。楽に終わらせてやる』って考えていたんだ。覚えていると思うけど、彼は開始早々に俺からノックダウンを奪った。俺は『わかった、いいの当ててよ。わかったよ』って感じだった。両手を下げて近づいてしまった。あんな風に両手を下げて接近したことは一度もなかったし、どうしてそんなことをしたか分からないけど、あんなことは2度と起こらない。それだけは言える。」

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