タイロン・ウッドリーは、UFC 205のスティーブン・トンプソン戦に向けて空手王者のUFCファイターと練習
by Anton Tabuena@antontabuena Oct 22, 2016, 6:30a
タイロン・ウッドリーは、期待の大きいニューヨーク開催UFC 205でウェルター級のタイトル防衛戦を行う。不規則な打撃スタイルのスティーブン・トンプソン戦に向け、ウッドリーは空手王者でUFC有望選手のセージ・ノースカットとトレーニングを積んでいる。
ウッドリーはノースカットについてこう語った。「若い連中と練習してるよ。おじさんはああいう新しい打撃をさっと出せるようにならないとけない。彼らは突進してくるからね。セージと練習している。彼のスタイルは明らかに対戦相手と似ている。」
レスリングのバックグラウンドをもつ空手家のノースカットについてこう評した。「個人的な意見だけど、彼の打撃の方が少し早くて、力があるんだ。テイクダウン・ディフェンスも彼の方が優れていると思う。それに彼の方がパワーもあるから、対戦相手の上位交換とトレーニングをしていることになるね。」
UFC 205: Champ Camp 2 Tyron Woodley Ep. 2
ウッドリーはまた、若いこれからの選手とトレーニングをすることで、モチベーションが上がり高いレベルを維持することができると言う。
セージとの練習についてこう語る。「自分が好きなことでコンディン調整をしたいと思っていて、それはスパーリングなんだ。彼がスパートをかけて、俺もさらにスパートをかける。彼はもう1ラウンドだって来るから、俺もそれに応えないといけない。ハングリーで志が高いファイターと一緒にいるべきで、そうすることで自分のレベルを上げることができるんだ。」
「彼がベルトを巻く時が来たら、彼もそういう新進気鋭のファイターを探さないといけない。ベルトを狙っていてやる気のあるファイターをね。そうすることで高いレベルを維持できるんだ。」
「そうやってこのスポーツのサイクルが巡っていくんだ。正直、昨日そうだったんだけど、全て分かったと思った瞬間、彼の多彩な打撃が俺を捉えたんだ。見えなかったよ。」
「言ったように、準備段階でたっぷり苦しんでおくんだ。オクタゴンの中で思いもよらない攻撃を受けることがないようにね。」
多様なストライカーが所属するルーファスポーツでのキャンプを続けつつ、空手ベースのファイターを招くことは良い対策になるだろう。試合の夜になれば、その対策がトリッキーで技術の高いワンダーボーイ攻略に十分であったか分かることになる。いずれにしても、ウッドリーの初防衛戦に向けたアプローチは、非常にスマートで論理的だ。
ノースカットのここでのトレーニングは長期のものではないだろう。ただ、ウッドリーのような王者と共に時間を過ごすことで、20歳のノースカットはレベルを高め、空手をうまくMMAに取り入れることが出来るようになるだろう。