by Brent Cristelli @bcristelli11 Oct 20, 2016, 7:00p
UFCライトヘビー級、改ミドル級のラシャド・エヴァンス(19勝5敗1分)は、自身のキャリアで最悪の戦績にあるかもしれない。しかし、地元ニューヨークで初開催されるUFC 205での185ポンドデビュー戦に向けて、彼の前向きな姿勢は変わらない。
エヴァンスは、UFC Unfiltered with Jim Norton and Matt Serraに出演し、次戦ティム・ケネディー(18勝5敗)戦、前回のグローバー・テイシェイラ(ライトヘビー級3位)戦での負け、そして最近の自身の格闘技に対する考え方について話をした。
“シュガー”は、試合前に自分にプレッシャーをかけていたことについて語った。「これまでは、『この試合に勝たなければいけない、こうしなければいけない』って考え過ぎていたんだ。結果にこだわりすぎて、それでものすごく不安になっていたよ。」
現在ライトヘビー級8位、次戦で階級を変更するエヴァンスは、2連敗中で過去6試合で4敗を喫している。前回の負けはグローバー・テイシェイラ戦での完敗で、1ラウンド2分弱でKOされている。
エヴァンス:「グローバー・テイシェイラにノックアウトされて、1分半のKO負けで、どうしようもなく恥ずかしかったし、なによりもがっかりしたんだ。大事な試合だったからね。大事な試合だった。あの試合で復活して、みんなに自分がまだやれることを証明するつもりだったし、そうする必要があるって思っていた。大事な試合だった。それなのに、まずい試合をして、『f**k(やっちまった)』って感じだったよ。ただただ信じられなくて、理解できなかった。自分が勝つって思っていたからね。」
テイシェイラ戦での酷い敗北の後、エヴァンスはMMAで戦うことについて大きな心境の変化があった。次の試合に向けて、以前の考えをどのようにして変えたか、彼の心の内を明かす、深い話をしている。
「過去に何があっても、敗戦の後に落ち込んでも、いつもなんとかなっている。その事実に目を向けるべきなんだ。何があっても、なんとかなるってことなんだ。再起不能になるような敗戦なんてないんだ。これまでの経験から、自分はまだ試合に出て戦えるって分かるんだ。勝つこともあるし、負けることもある。でも、結局のところ、負けたからって自分がダメだってわけじゃない。そう考えるように心がければ、このスポーツをもっと楽しむことができる。」
クイントン“ランペイジ”ジャクソンとの争いの際は、ジャクソンの味方に付く人間の方が多かったが、エヴァンスはUFCで常に好かれるファイターだった。今回のような人間味のあるコメントで、彼の魅力はさらに高まるだろう。「世界一有名なアリーナ」マジソン・スクエア・ガーデンでのケネディー戦(11/12)で、彼の新しい考え方が勝利をもたらすことになるか、見届けよう。