Brett OkamotoESPN Staff Writer
ロビー・ローラーは憶測を呼ぶことが多い。実は、彼もそれを望んでいる。
しかし、物事をはっきりとさせたい時もあり、最近の出来事がその一つだ。
はっきりさせておこう。ロビー・ローラー曰く、彼は健康で、年内の試合を望んでいる。そして、その試合がジョルジ・サンピエール戦なら、大歓迎だ。
ローラー（27勝11敗）は、6月のUFC 201でタイロン・ウッドリーに1ラウンドKO負けを喫しウェルター級のタイトルを失った。その後、11月12日開催UFC 205でのドナルド・セラーニ戦に一度は合意したものの、個人的な理由で対戦を辞退している。
多くの人間は、辞退の原因は最近数試合の戦いが身体に影響を残しているためだと推測した。火曜日にESPN.comの取材を受け、34歳のローラーは、健康だが単に試合までもう少し時間が欲しかったと語った。
ローラー：「みんなは健康の問題だって思い込んでるみたいだけど、それは真実じゃないよ。一歩下がって、自分が何を求めるのか、そして何故それを求めるのかを確認する。そういうことをしたかったんだ。これまでの人生でずっと、前に出て戦ってきたけど、今回は一歩下がって、急がないでリラックスする必要があった。全てのピースが正しい場所にあることを確かめる必要があったんだ。」
しかし、今週ローラーの名前がニュースにあがった。サンピエールがThe MMA Hourのインタビューで、最近UFCが彼とローラーとの試合に興味を示していたと語ったためだ。
サンピエール曰く、彼は2月からUFCと復帰戦の交渉を続けており、UFCがサンピエールに正式な試合契約書を送る期日（最近）をUFCに対して提示していたと語った。UFCからの文書で、ローラーが対戦相手として挙げられていたが、試合日、場所、ラウンド数の取り決めなどに触れていないものだったため、サンピエールはそれを契約違反とみなした。
サンピエール：「期日の最終日、信じないかもしれないけど、ものすごく夜遅くに、手紙を受け取ったんだ。いつかロビー・ローラーと対戦することに興味があるかという質問だった。ロビー・ローラーがニューヨーク大会を辞退したのを知っていたんだ。辞退の理由は知らないけど、ローラーのチームメイトがインタビューで、彼は長い休養が必要だって言ってるのを聞いたよ。それで、次の日に、自分の弁護士が『ジョージ、もう君はフリーエージェントだ』って言ったんだ。」
かつてサンピエールのライバルだったマット・ヒューズとチームメイトのローラー。彼は、サンピエールの次の行動はどうでもよいが、彼の決断の理由として、ローラーが試合可能な状態でないという憶測を使うべきではないと語った。
「彼は俺との試合をオファーされたけど俺が健康じゃなかったとか言っている。俺の事情も知らないで、他の人間のように、自分なりの解釈をしようとしている。俺には何の問題もない。試合を受けるのかどうなのか？それが真の問題だろ？俺はすぐにでも戦う準備ができているんだから。試合を受けたのか？受けていないと思うね。『俺が健康じゃない』っていうのを隠れ蓑に使うな。それは真実じゃない。」
「彼と戦う準備はいつでもできている。これまで彼のような選手たちと戦うための準備を常にしてきたし、彼と戦う準備もしてきた。だから、俺の名前を利用して、間違った憶測の影に隠れるな。戦いたくないなら、黙ってろ。」
ローラー側としてはサンピエール戦は合意に近かったのかと問われ、ローラーはこう語った。「ダナ・ホワイトはいつも『GSPは戦いを望んでいない』て言っていたし、俺とは絶対に戦いたくないよ。以上。」
南フロリダに住み、アメリカン・トップ・チームでトレーニングをしているローラー。彼曰く、試合の体に近い状態維持するため、今でもジムに行き、ストレングス&コンディショニングのコーチの元に飛行機で通っているという。次戦について、具体的な希望日程には触れなかったが、年内のはずだと語った。
ローラー：「俺はいつでも準備ができている。ダナと話をしていて、何点かクリアにしようとしている。俺がトレーニングを続けていることを、彼に分かっていてもらうようにしているよ。」
「KO負けは厳しかったよ。物事がうまく運ばなかった。トレーニングを見直して、改善の方法を探るよ。何かを間違えたんだ。自分の武器を磨いて、進化するよ。あれは誰のせいでもなくて、自分の間違いだった。」
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