by Chuck Mindenhall Oct 4, 2016, 12:00p
UFC初のマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)での興行(11/12)は、すでにMMAスポーツの歴史的イベントになっている。そんな中、ヨアナ・イェンジェイチックと同じポーランド出身のカロリーナ・コバルケビッチとのストロー級タイトル戦にもちょっとした歴史ができている。同じ国に生まれたからといって、ウマが合うという訳ではない。
少なくとも、合わない部分があるだろう。
イェンジェイチックは、コバルケビッチは表面上は良い人間だが、本当はそうではないと考えている。イェンジェイチックはThe MMA Hourで、コバルケビッチの第一印象とその変化について語った。
イェンジェイチック:「彼女はスーパーナイスでスーパーキュートだったわ。彼女のコーチと一緒に私のところにきて、ハグをして、話をした。でも、素晴らしい人間ではないわ。彼女に問題があるの。フェイク・パーソンよ。」
7月のUFC 201で、コバルケビッチがローズ・ナマユナスに番狂わせで勝利し、次のタイトル挑戦者になった後、二人の関係が若干悪くなったようだ。
「ガデーリャ戦に向けて、スポンサー用に映像を撮っていたんだけど、その時、一緒に写真をとったの。彼女はスーパーナイスで、たくさん話しをしたわ。でもローズ戦の後、いくつか嫌なことを言ってきたの。それが理由よ。」
それはコバルケビッチのチケットを売ろうとする本能が、そうさせたのかもしれない。具体的にコバルケビッチのどの発言で、彼女に対する印象が変わったかを問われ、イェンジェイチックはその説明をしている。
イェンジェイチック:「私が恐れているとか、ベルトを失うことになるとか。そういうこと。トラッシュートークのつもりではなくて、彼女はフェイクよ。彼女がフェイク・パーソンだってことを証明するつもり。」
イェンジェイチックは、7月に行われた前回の試合で、皆が納得した判定で、クラウディア・ガデーリャに勝利。多くの人間がイェンジェイチックの次の挑戦者はナマユナスと考えていた。しかし、コバルケビッチがスプリット・デシジョンでナマユナスに勝利し、その流れを変えている
MSG開催UFC 205で行われる二人の試合は、大きなスポットライトを浴びることになる。特に、メインイベントで、コナー・マクレガーがエディ・アルバレスのライト級タイトルに挑戦する大会でもある。
イェンジェイチックは、コバルケビッチが自身と同じレベルに達しているかという質問について、ストレートに回答をした。
「同じレベルではないわ。でもタフな選手ね。本当に激しくて面白い試合になると思うけど、彼女は私のレベルには達していないわ。」
「彼女にはタイトル戦の資格があるわ。ローズが次の挑戦者だと思われていたけど、カロリーナが彼女を倒したんだから。」
イェンジェイチックは、115ポンドのベルトを3度防衛し、最近のUFCで絶対王者の一人になった。“ザ・ポーリッシュ・プリンス”の印象を問われるば、こう答える。
「カロリーナ・コバルケビッチのことは凄いと思わないわ。」
では、同じポーランド出身の選手との試合に、複雑な感情はあるだろうか。否、それもない。
「これはビジネスで、私の仕事なの。誰が次の挑戦者でも構わないし、カロリーナがどんな人間でも関係ないわ。彼女がキューバ出身だとしても、彼女と戦うし、同じ町の出身でも、戦わなければならなければ戦うわ。」