By Adam Guillen Jr. @AdamGuillenJr on Sep 5, 2016
長年ビクトー・ベウフォートとの対戦を訴えてきたゲガール・ムサシの願いがついに叶い、2016年10月8日にイギリス マンチェスターで開催されるUFC 204で二人の試合が組まれることになった。以前、ムサシが「ザ・フェノム」に勝つと予想していた人もいるだろう。「ザ・ドリームキャッチャー」はそれとは比べものにならないぐらい自信がある。ベウフォートには、ステロイドや医師によるパフォーマンス向上というアドバンテージがもはやなくなっているからだ。
ムサシは、ドイツ ハンブルグ開催UFC Fight Night 93の大会前のプレスで「ビクトー・ベウフォートは以前とは変わったという人もいます。以前は・・・」という質問を途中で遮り、「ステロイド」と発言している。ベウフォードが過去にパフォーマンス向上薬(PED)を使用していたことは全くの秘密ではなく、テストステロン補充療法(TRT)の恩恵を受けていたことも知られていることで、実際ムサシはビクトーが現在は禁止されている療法に頼っていたことを口にしている。
「今は公平な戦いの場になった。彼は医師の助力がないし、俺は彼を倒す。」
さらに判定で勝つのではなく、ムサシは長年のベテランを相手にレフリーストップでの勝利を目指している。ファン、そしてUFC幹部に強い印象を残すためだ。
ムサシは、ベウフォートに勝つためには、ベウフォートの試合開始早々の強烈な猛攻を凌ぐことが鍵となる。
ムサシ:「彼は最初の2分間は爆発力があって危険だ。でも、俺は彼の過去の2試合を観ている。特にジャカレイ戦とワイドマン戦。彼はすごく早い時間に失速する。だから、1分か2分だね。彼がやるべきことをやって、それがうまくいかなければ、俺の勝ちだ。」
ホナウド・サウザも同じ意見だ。
ムサシは、UFC 200でのチアゴ・サントス戦勝利に続いて、ベウフォートを倒すことで、UFCタイトル戦に近づくことを狙っている。一方、ベウフォートにとっては、この試合での勝利は、サウザに敗れ、最近3試合で2敗となった自身のキャリアがこれ以上悪い方向に向かうことを阻止するものに過ぎない。