– UFCライト級王者エディ・アルバレスは、UFCが用意するどんな相手とも戦うが、マジソン・スクエア・ガーデンでの試合を希望 –
アルバレスは、7月のUFC Fight Night90でハファエル・ドス・アンジョスからライト級タイトルを奪取して以降、最初のタイトル防衛戦では大金を稼げる試合、できれば、先週末行われたコナー・マクレガーvs.ネイト・ディアス再戦の勝者との試合をしたいと言い続けてきた。しかし、この試合が終わった今、アルバレスは次戦の相手が誰になるかについて、さほどこだわりがないようにも見える。
アルバレスは、昨日、ジョン・アニクとケニー・フロリアンのポッドキャスト番組「Anik and Florian」に出演し、マクレガーの勝利について、そして自身の次の試合について語った。
「UFCがどうするか待っているんだ。UFCが用意する相手だれとでも戦うよ。この二人のどちらかとの試合を楽しみにしてたけど、まあ様子を見よう。どうなるか検討がつかない。連絡を待っているんだ。UFCが誰を用意しても戦うつもりだよ。それが俺の次の対戦相手だ。」
UFC 202のメインイベント勝者と戦うという考えは、マクレガーがディアス相手に露呈した弱点を見た後にクールダウンしたようにも思える。試合後、マクレガーには「まだ改善点がある」とツイッターで投稿している(これはハビブ・ヌルマゴメドフにとっては良いニュースだ。ヌルマゴメドフはアルバレスとのタイトル戦を狙い続けており、彼曰く、アルバレスには2度断られているという)。
「正直、1stラウンドは完璧だったけど、前から何度も言っているように、彼はチャンピオンシップ・ファイターじゃないんだ。つまり、5分5ラウンドのファイターじゃないってことだ。これまでそうじゃなかったし、これからそうなることもない。その才能がある人間、そうじゃない人間がいる。最初から言っているけど、彼は5分3ラウンドのファイターだし、そこにとどまるべきだね。彼は良い選手だけど、8-9分を過ぎてからは、キレがなくなって、少し雑になっているように見えるよ。」
マクレガーは、1stラウンドで素晴らしいパフォーマンスをした後、その後のディアスの反撃に耐え、接近ながらマジョリティー・デシジョンで勝利している。ファイト・オブ・ザ・イヤーを狙える試合だ。多くの人間の目には、マクレガーがこの試合で世界最高のファイターの一人としての地位を確立したように見えたが、アルバレスはそう思わなかったようだ。今でも、自身が倒してきたファイター達のレベルにコナーが達していないと主張する。
「世界最高のファイター達と戦ってきた。これまで戦った多くのファイターを尊敬しているし、最高の人間だと思っている。彼らを相手に、自分自身への挑戦をしたんだ。このスポーツに長い年月を捧げている本当に強いファイターを倒したのに、このアイルランド人についての質問を受けるんだ。正直がっかりするよ。俺が戦ってきた相手は、この男より数段上のファイターだよ。」
アルバレスは、タイトル防衛戦について流れに身をまかせる態度を取っているものの、「このアイルランド人」が次の対戦相手になる可能性は高そうだ。UFC代表ダナ・ホワイトは、マクレガーvs.ディアスのラバーマッチが次の試合になることはないと述べており、今日のTMZのインタビューでは、マクレガーが145ポンドの防衛戦をしないのならベルトを手放すべき、あるいは、エディ・アルバレスと試合をすべきと語っている。アルバレスと業界最大のスターとの王者同士の戦いは、UFCにとって今年最大のイベントの一つとなるマジソン・スクエア・ガーデンでの初興行のメインイベントにもってこいだろう。そうなれば、ライト級王者も喜んで試合を受けるだろう。
「マジソン・スクエア・ガーデンでの大会は大歓迎だね。フィラデルフィア大会は難しそうだけど、東海岸だったらどこでも最高だよ。マジソン・スクエア・ガーデンだ。対戦相手を連れてきてくれ。次の相手は誰だ。」