By Shaun Al-Shatti @shaunalshatti on Aug 21, 2016
ラスベガス
現時点で、ネイト・ディアスとコナー・マクレガーのラバーマッチが行われることは運命づけられたようだ。遅かれ早かれ行われるだろう。
土曜夜のUFC 202で、マクレガーは過酷な試合を判定でものにし、ディアスとの戦績を1勝1敗とした。その後、ディアスは、マクレガーとの試合が組まれるまでは、急いで次の試合をするつもりはないと明言した。
ディアスは試合後の会見で語った。「3戦目をやるまでは試合はしないから、それまでは俺を見ることはないね。UFCがすぐにやりたいなら、そうしよう。あいつが他の試合を受けるのはビジネスとしてあまり良い動きじゃない。そして、あいつはビジネスマンだ。まあどうなるか様子を見よう。」
マクレガーも3戦目についてディアスと同じ考えであることを明かしたが、二人のライバルがラバーマッチを行う前に、他の試合を行う可能性も残している。
UFC代表のダナ・ホワイトは、以前からずっとマクレガーの次戦はフェザー級のタイトル防衛戦であると主張している。マクレガーはその計画について曖昧な態度を示している一方、ディアスとの次戦はライト級で戦うことを明言した。ウェルター級という条件をディアスは喜んで受け入れていた。
ディアス:「ずっとライト級だった。今夜だってケージに入る時は多分175-177ポンドだったと思う。いや、多分もっと軽かった。だから、全然いいよ、今回もその体重で試合をしたいって思ってたぐらいだ。それなら、シックスパックができるから。腹筋が割れた状態で写真に写りたいもんだろ。」
一つ確かなことは、ファイト・オブ・ザ・イヤーの一つになる試合をUFC 202で行ったことで、ディアスとマクレガーがUFCキャリアを歩むうえでの主導権を握ったということだ。二人はこれまで以上の人気を獲得し、そしてUFC 202で大金を稼いだ。ディアスとマクレガーはそれぞれ、200万ドルと300万ドルを手に入れ、マクレガーはUFC 200のブロック・レスナーの250万ドルの記録を破っている。
二人の3戦目はさらに大きくなるはずで、再び巨額のファイトマネーをもたらすだろう。そのため、ディアスはUFC 202でマクレガーに破れはしたものの、二人の再戦が業界を変えるという約束を果たすことになった。
ディアス:「たった今、変化が起きている。このビジネスで成功したいなら、このビジネスでうまくやりたいなら、リーダーから学ぶことだ。もし、誰か別の奴をリーダーだと思っているなら、それは間違っている。コナーを見てみろ。コナーがこの試合に向けて何をしたか。俺が奴にやるように言ったこと、そのまんまをやったんだよ。自転車に乗ったり。アマチュアのスタイルで、ペダルのクリップもヘルメットもないし、乗り方がおかしいけど、チャレンジはしている。それに業界トップ10の連中をどこかから集めてきた。」
「ああいう人間を雇ったのはいい対策だった。でも誰がそれを教えたかってことだよ。ここにいる俺、お前のセンセイだ。総合格闘家ならリーダーに習え、ビジネスマンならリーダーに習え。俺が適当にバカなことを言っていると思うなら、あんまり賢くないね。俺は20回ぐらい解雇されているはずだけど、今の俺を見てみろ。やるべきことをやって、メインイベントで試合をしている。」
ラバーマッチの金銭的な話では、ディアスはこれまで長い間言い続けてきた主張を繰り返す。どんな大金であったとしても、彼とマクレガーがもたらすものに比べれば十分ではないと説明した。
ディアスは、傷ついて腫れた顔で語った。「まったく十分じゃない。俺の顔を見てみろ。俺は大丈夫だけど、こんな顔になったら他の奴なら裏で泣いてるよ。常にもっと支払われるべきだ。それを主張しないなら、何のためにこれをやってるのか俺には理解できないね。俺と同じ考えじゃないなら、まだ努力が足りていないってことだ。」
「俺は自分の価値をどう考えているか大声で主張するために、ここにきて、戦っている。不満がないとしたら、まだ十分に激しいトレーニングをしていないってことだよ。俺はそれを目指しているし、そのためにみんなここにいるんだ。」