By Adam Guillen Jr. @AdamGuillenJr Jul 20, 2016, 8:00p
USADAの検査でジョン・ジョーンズに陽性反応がでたものは、抗エストロゲン剤のヒドロキシ・クロミフェンとアロマターゼ阻害剤のレトロゾール代謝物質であることが公表されたが、その後、ジョーンズは、UFC 200の前にステロイドの類は一切使用していないと主張している。
チェール・ソネンによると、この二つの禁止物質はパフォーマンス向上薬ではないが、ステロイドの使用を効果的に隠すものとして知られているという。
3年前のUFC 165で賛否の別れた判定で「ボーンズ」に敗れているアレクサンダー・グスタフソンは、もしもジョーンズの「薬物使用」が証明されれば、2度と「違反者」のラベルは消せないだろうと語った。
グスタフソンはFloCombatに語った。
「当たり前だが、彼がズルをしていたことが証明さたら、絶対に出場停止になるべきだ。俺にとって悲しいのは彼が2年間欠場することになれば、彼が復帰するかさえも疑問だということだよ。もし復帰したとしても『違反者の烙印」』は決して消せないだろう。一度捕まった過去は決して消せないんだ。」
他のサンプルは未だ検査中でジョーンズの自供もないため、彼が実際にステロイドを使用したかは公表されないままになりそうだ。
しかし、世論は「ボーンズ」に違反者の烙印を押していることは確かで、史上最強の名声は汚されている。ただ、グスタフソンからすれば、最初からジョーンズのことを史上最強とは思っていないようだ。
最近違反行為をしていることが、ジョーンズの主張を信頼できないものにしていることも確かだ。
「世界最高の選手の一人だと思うけど、『史上最強』かと言われたら、違うと思う。俺にとってはね。過去にも、そして今も、優れたファイターは本当にたくさんいるし、ジョーンズは証明すべきことがまだまだあると思う。特にこういうことが起きたわけだしね。俺たちが戦った時に彼が禁止薬物を使用していたかどうかは、どっちでもいい。あの試合は俺が勝っていたと思うし、もし再戦したら、もう一度打撃で痛めつけることになるって分かっているから。」
ジョーンズは現在ネバダ・アスレチック・コミッション(NSAC)によって、一時的に出場停止になっており、2年間の出場停止になる可能性がある。
そうなれば、「ザ・モーラー(グスタフソン)」が強く希望している再戦は先延ばしになり、そのまま実現しないかもしれない。
グスタフソンは、今は、ドイツ ハンブルグで9月3日に開催されるUFC Fight Night 93でのヤン・ブラフォビッチとの復帰戦に集中している。