By Guilherme Cruz @guicruzzz on Jul 19, 2016
金原正徳戦での精彩を欠いた勝利から一年、ハニ・ヤヒーラはUFC Fight Night 91で無敗の有望選手マシュー・ロペスを相手に、UFC代表ダナ・ホワイトの印象に残る試合をすることを狙っていた。水曜日夜の試合で、ヤヒーラはズッファ興行で7度目のサブミッション勝利をもぎ取った。
ヤヒーラは試合後MMA Fightingに語った。「彼は開始早々攻撃的で、俺をノックアウトする準備ができていたね。彼は1ラウンドでのKO勝ちが多いから、それに対処して、打撃を返す必要があったよ。何度かパンチが当てることができたし、いろいろな技を少しずつ出せた良い試合だった。パンチ、キック、膝と肘、それとグランドでのパウンドを出せた。お互いがサブミッションを狙う試合だった。最高のコンディショニングを見せることができたことにも満足してるよ。前の試合ではガス欠したけど、今回は体調が万全で、3ラウンドでタップを奪うことができた。」
「レスラーはガードのポジションになるのを嫌うんだ。すぐに立ち上がるし、それが上手い。勝つためには、柔術ファイターではなくて、真のMMAファイターとして戦うことがすごく重要だった。エルボーを多用してダメージを与えて、サブミッションを極める状況にもっていったんだ。幾つか間違いもしたし、ポジションも何度かずれたけど、それもプロセスの一部だよ。」
ヤヒーラはMMA界で最も卓越したグラップラーの一人だが、試合中、ロペスがヤヒーラからタップを奪えそうな場面があった。あるいは、そんなことはなかったかもしれない。
ヤヒーラ:「問題なかったよ。危険な状況だったけど、彼が関節を狙い続けたのは都合が良かったんだ。彼は俺が望んだ戦いを厭わなかったから良かった。危険な状況でも良いというわけではないし、彼はあのポジションにいるメリットがあった。けど、彼が俺とグラップリングで十分戦えるという自信をもっていたのが、俺にとってはすごく好都合だったんだ。」
ヤヒーラは、ファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナス5万ドルをもう少しでとれたということもまた良かったと語った。ただ、コメインで試合をしたトニー・ファーガソンとランドン・バンナータが賞を獲得することは予想できなかったが。
「(UFCマッチメーカー)ショーン・シェルビーは、あの試合を高く評価してくれて、『ファイト・オブ・ザ・ナイト』ボーナスを獲れたかもしれないって言っていたよ。ただ、トニー・ファーガソンともう一人の選手には参ったね(笑)」
バンタム級での4試合は全勝のヤヒーラは、次はUFCが再びブラジルで開催する9月24日の試合を望んでいる。開催都市や会場は発表されていないが、ヤヒーラの地元で行われるという噂もあり、ヤヒーラは興奮している。
グラップリング名手のヤヒーラは31試合のキャリアを通して19の都市で試合をしているが、ブラジルでの試合は過去一度だけだ。もう一度地元ファンの前で試合をする機会があるなら、135ポンドのトップコンテンダーとの試合をしたいと思っている。
ヤヒーラ:「今度はもっとランキング上位の選手と対戦できると思う。UFCには地元ブラジルで戦いたいって希望は伝えてある。実現したら最高だね。長いキャリアの中でいろいろな国で試合をしたけど、2回も飛行機を乗り換えて、時差とか気候に適応して、ずっと地元を離れたりするのは簡単じゃないね。本当にブラジルで試合をしたい。」
さらに続けてこう語った。「誰とでも戦うよ。誰と戦いたいとかは言わないよ。戦いたくない相手がいるって思われるかもしれないからね。誰とでも戦うけど、名前を挙げたりはしない。チャレンジングな相手を用意してくれれば、いつでも歓迎だよ。」