By MMA Fighting Newswire on Jun 21, 2016
8月20日ラスベガス開催のUFC 202でのネイト・ディアスとコナー・マクレガーの再戦が正式に発表され、UFC代表ダナ・ホワイトと主要人物達との緊張は和らいだようだ。ひとまず今のところは、だが。
ディアスが投稿したインスタグラムのビデオの中で、彼は、2PacのHit ‘Em Upという曲に合わせて、ホワイトにいわゆる「ストックトン・スラップ」をきめている。それは二人が即席で行った単なるおふざけだったようだ。
ホワイトはポッドキャスト番組のUFC Unfilteredに初ゲストとして出演し、ことの経緯を説明した。
「何が起きたかっていうと、俺たちはアリーナに戻る途中で、それでクレンショー通りを走っていて、Turf Motelっていう場所があったんだ。それで、ふと思いついて、トラックを路肩に止めるように指示して、それでネイトに叩いてくれって言ったんだ。ネイトは俺を見て、はぁ?何言ってんだって感じだったよ。その時のネイトの顔を見せたかったね。それで、トラックを止めてネイトが俺をひっぱたいたんだ。」
ディアスは3月のUFC 196でマクレガーを倒している。マクレガーと対戦する予定だったラファエル・ドス・アンジョスが足の負傷で欠場したために即席で行われたウェウター級の試合だった。
UFCは、もともと7月9日開催のUFC 200でディアスとマクレガーの再戦を組んでいた。だが、マクレガーが大会前のプロモーション・イベントへの参加を拒否したため、UFCはその試合を興行から外し、代わりにジョン・ジョーンズとダニエル・コーミエとの再戦を組むことになった。
その後の契約交渉はなかなか興味深いものだった。5月下旬、ホワイトはディアスと契約を結ぶためにストックトンに赴いてランチ・ミーティングを行ったが、途中でレストランから飛び出したという報道があり、一方のディアスはThe MMA Hourの特別放送に出演し、その時点での契約への不満を説明していた。
6月4日に開催したUFC 199で8月の再戦が正式に発表された。
ポッドキャストの番組内で、他の選手にもディアスのように叩くことを許可するかと問われ、ホワイトは笑ってこう答えた。
「もし俺がそんな機会を作ったら、奴らは一日中列に並んで待ってるよ。」