ヘンリー・セフード:UFC197ジョンソン戦は 「火には火を」みたいな戦い方はしない

By Mike Bohn April 4, 2016

Henry Cejudo won't 'fight fire with fire' against Demetrious Johnson at UFC 197

ヘンリー・セフードはデミトリアス・ジョンソンと今月下旬にUFC197でフライ級タイトルマッチで対戦するが、セフードに不利な戦い方には持ち込ませないと断言している。

ジョンソン(MMA通算23勝2敗1分け、UFC11勝1敗1分)は125ポンド級のUFC史上唯一の王者で、約4年前に階級が創設されて以来7度の防衛に成功している。セフード(MMA通算10勝0敗、UFC4勝0敗)に言わせれば、それはこれまでの挑戦者がいつも決まって「マイティ・マウス(ジョンソン)」に彼の戦いをさせてしまっていたからだと言う。

セフードは、自分はそうはさせないし、おそらく長い間ジョンソンが経験しなかったようなジョンソンにとってやりづらい戦い方をすると語る。

MMAjunkieのインタビューに、こう答えている。「必ずしも勝つ事を考える分けじゃなくて、適切な動きをして彼が得意なことをさせないことを考えるんだ。そういうことを組み合わせるっていうことだよ。」

「時にはそういったことを全部投げ捨てることもありえるよ。膝とかつま先が片方しか使えないってこともあるかもしれないし。『しったことか』って、全部忘れて戦うかもしれない。ただ、彼にやりづらいと思わせるために特定の方法で戦う必要があれば、そうするつもりだよ。」

UFC197は4月23日ラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催される。ジョンソンvsセフード戦は、Fox Sport1とUFC Fight Passでプレリムカードが放送された後のペイパービュー放送で行われるメインカードのコメイン・イベントになる。

ジョンソン(USA TODAY Sports/MMA junkieのMMAフライ級ランキング1位)が世界のトップファイターの一人に名を連ねているのには理由がある。試合開始後早い段階でのノックアウト、一方的な判定勝ち、試合終了間際の関節勝ちなど様々なかたちで勝利を収めている。

ジョンソンはキャリアを通じて圧倒的にバランスがとれていることを証明しているが、ランキング4位のセフード曰く、王者がもっている武器からいくつか大きな武器を失くしてしまうことがカギとなり、そうすればジョンソンは倒しやすくなる、とのことだ。

セフード:「僕は、彼の強みつまりレスリングと打撃を無力化させるスタイルができる。僕たちがオクタゴンに入った時、それを感じることになるだろう。僕の方が大きいから、それを生かした戦いをするだろう。うまく適応させるよ。変なプライドは全くない。打ち合ったりはしない。火には火を、みたいな戦いはしないつもりだ。僕はとてもスマートな人間だから。」

セフードの自信はこれまでの人生でのアスリートとしての成功から来ている。21歳の時、アメリカ人最年少でオリンピックのフリースタイルレスリングで金メダルを獲得している。2008年にこの偉業を成し遂げ、その後間もなくMMA転向への準備を始めている。

現在29歳、セフードはMMAで数年の経験を積み、すでに過去10戦での完璧な戦績を収めている。セフードはすでにあらゆる競技の最大の舞台とされる場所で戦っているため、ジョンソンのような圧倒的な王者への挑戦でも自分を失うような事はないと言う。

「色々な戦いの一つだけど、ただの一戦じゃない。オリンピックのおかげで僕はこのチャンスを得ている。沢山の困難や逆境をはねのけてきた。この一戦はさらに大きな注目を集めるし、大金が動く。でもそれだけだよ。観客とか、華やかなこととか、メディアとか、そういうことで心が乱れることはないよ。それは経験済みだし、レスリングでは1000試合以上しているからね。」

「僕は非常に経験豊富な人間だし、それは僕の人としての大きな特徴のひとつだ。彼と4月23日に戦う事をとにかく楽しみにしている。それ以外のことには惑わされないよ。」

セフードに最初にジョンソンとのタイトル戦の機会が与えられた時、タイトル戦は早すぎると批判する者もいた。セフードが対等に戦えないとか、勝てないというよりも、オクタゴンでさらに経験を積んだ方が素晴らしい試合になるという理由だ。

セフードはこの考えに同意しない。試合のタイミングは完璧だと言う。ジョンソンのことを、公に「つまらない」そして面白くない王者と評し、UFCもファンも長いジョンソン時代からの変化を待っていると言う。「ザ・メッセンジャー(セフード)」は自身がその変化をもたらす役割になると語っている。

「多くは僕の過去の栄冠から来ている。金メダリストで時期にUFC王者にもなるし、メキシコ人家系でスペイン語も流暢だ。僕はアメリカ合衆国だけじゃなくて南米でもとても大きなマーケティング手段になると思う。英語とスペイン語どちらも流暢で話もうまいからね。いつでも爆発できる爆弾って感じで4月23日を楽しみにしてるよ。」

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