'Cowboy' Cerrone says he would have submitted McGregor 'right away' at UFC 196
3月上旬のUFC196でUFCは試合直前に対戦相手を探すことになったが、ドナルド・セラーニがコナー・マクレガー戦に選ばれることはなかった。「カウボーイ」は今となっては今後マクレガーと戦う機会があるかどうかも定かではない。
セラーニ(MMA通算29勝7敗、UFC通算16勝4敗)とマクレガー(MMA通算19勝3敗、UFC通算7勝1敗)との間で最近ちょっとした確執がある。ソーシャルメディアでの冷やかしから昨年9月のUFCプレス・カンフェレンスでの熱いやりとりにまで発展していた。セローニがハファエル・ドス・アンジョスとのライト級戦に敗れた後、マクレガーがセラーニのことを「腰抜け」と評したことで、二人の間の緊張はさらに高まることになる。
ドス・アンジョスはUFC196で、マクレガーを相手に155ポンドのベルトを防衛する予定だった。しかし、試合まで2週間を切った時点で足の負傷で欠場することになる。そこで代替が必要になり、セラーニも代替者のリストに入っていたが、マクレガー戦は結局ネイト・ディアスが手にする。
セラーニは望んでいたマクレガーとの対戦に近い位置にいると感じていたし、そのために大幅な減量をするつもりでもいたと語っている。
MMAjunkieのインタビューに「かすりもしなかったということだ。選ばれなかった。電話で対戦する気があるか聞いてきたよ。155ポンドで戦えるとも伝えたし、155ポンドの体を問題なく作って彼と戦うつもりだった。でもうまく事は運ばなかった。」
UFCフェザー級王者とのウェルター級での試合。ディアスは敗戦を予想されたが、マクレガーのすべての攻撃をうまく吸収することができた。2ラウンド、ディアスは気の強いアイルランド人をタイミングの悪いテイクダウンをするまでに追い詰める、その結果ディアスはマクレガーをマットに捉えて締め技で試合を決めている。
セラーニはその結果に全く驚いていないと言う。UFC196以前の2敗も締め技で決まっているためレベルの高いグラップラーならマクレガーをテイクダウンできるはずだと思っていたと語る。そして、セローニ自身そのゲームプランで行っただろうと述べいる。
「全く驚いてないよ。自分も同じ様な戦い方をしたと思う。オクタゴンに入って、テイクダウンして、そのまま速攻でサブミッションを決めただろう。・・・[罵り言葉]すらないよ」
UFC初敗北を喫したマクレガーに攻撃する材料は多かったが、セラーニはいちゃもんは直接本人にいう方が良いと思っている。今でもかなり敵意があるが、いずれまた同じ部屋に居合わせることになるのも時間の問題だろうと。
「正直・・・[罵り言葉]に対して言うことは何もないよ。そういうもんだろう。あいつは色々喋ってるけど、俺と面と向ってもそれはやめるわけにはいかないだろう。俺はそういうのに付き合わないけど。会う機会があったら様子を見てどんな感じか見てみるよ。どこで会おうと。あいつとは本当に戦いたいと思ってるけど、しばらくその機会はないだろうね。」
セラーニは、マクレガーとの試合に期待が薄いのは理由があると言う。すでに一度選ばれなかった。さらに、マクレガーとディアスが7月のUFC200で再戦するという話が出ているうえに、いずれフェザー級でタイトルを防衛する義務もある。マクレガーのスケジュールはしばらく埋まっているようだ。
「あいつをやっつけたくて待っている選手は多い。その中で年を取ったカウボーイがずっと待っているわけにもいかない。誰もどうなるかわからないね。まあ様子をみよう。170ポンドでディアスと再戦したら、相当ウェイトアップするだろうし、145ポンドでフランキー(エドガー)と試合するのはさらにきつくなるし、フランキーにやられるだろうね。」
「どうにもならない。ディアスが選ばれた。そしてUFCはまた再戦をやろうとしてる。おめでとう、お金稼いでくれよ。」